9月に入って、涼しい日が少しずつ増えてきたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいから、君たち気を付けるんだよ。
さてタイトルで分かったと思うけれど、昨日から「全国労働衛生週間準備期間」が始まったよ。
このブログでも毎年紹介しているから知っている君も多いかな。
改めて紹介すると「全国労働衛生週間」は、厚生労働省、中央労働災害防止協会が主唱者で
働く人の健康の確保・増進を図り、快適に働くことができる職場づくりに取り組む週間なんだ。
毎年9月1日から30日までが準備期間、10月1日から7日までが本週間とされているよ。
今年のスローガンは「あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場」だよ。
このスローガンのように、健康で働くために事故の無い安全な玉掛け作業を心掛けないといけないね!
準備期間で具体的に何をするかというと、11個の項目が決められているよ。
1.過重労働による健康障害防⽌対策
2.職場におけるメンタルヘルス対策
3.職場の新型コロナウイルス感染症の拡⼤防⽌に向けた取り組み
4.労働災害予防的観点からの⾼年齢労働者に対する健康づくり
5.化学物質による健康障害防⽌対策
6.⽯綿による健康障害防⽌対策
7.職場の受動喫煙防⽌対策
8.治療と仕事の両⽴⽀援対策
9.職場の腰痛の予防対策
10.職場の熱中症予防対策の推進
11.テレワークでの労働者の作業環境、健康確保
本週間までに、これらの項目をチェックしてみてくれよな!
例えば9.職場の腰痛の予防対策として、玉掛け用具を変える方法を挙げるね。
普段使っているワイヤスリングやチェーンスリングが重くて作業するのが大変!つらい!って思ったことはないかい?
そんな時オススメなのが、ワイヤスリングやチェーンスリングよりも軽く、扱いやすい「繊維スリング」だよ!
どのくらい軽いのか使用荷重5tで2mのスリングを比べてみると
ワイヤスリングは約9キロ、チェーンスリングは約11キロ、繊維スリングはなんと約2キロなんだ!
こんな風に、重い玉掛け用具を軽い玉掛け用具に変えることで「職場の腰痛の予防対策」をとることができるよ!
もちろんワイヤスリング・チェーンスリング・繊維スリングそれぞれ特徴があって、
向き不向きがあるから使用状況によって判断してくれよな。各スリングの特徴をまとめたブログ
次に労働災害発生状況の表を見てみるよ。
去年と比べて死亡災害は少し減少しているよ。一方で、休業4日以上の死傷者数が35%も増加しているんだ。
その理由は、コロナウイルスの罹患による労働災害の増加が影響しているよ。今年も感染予防をしっかりしないといけないね。
業種別で見てみると、玉掛け作業の多い製造業と建設業では、死亡災害・休業4日以上の死傷者数共に少し増加しているんだ。
もちろん普段から安全に玉掛け作業をしてくれていると思うんだけれど、
「全国労働衛生週間」ということで、改めて作業の安全性を見直してくれよな。
出典:厚生労働省ホームページ
今日は、「全国労働衛生週間準備期間」について紹介したよ!
この機会に自主的な労働衛生管理活動の大切さを見直し、積極的に健康づくりに取り組んでみてね。
僕も秋の健康診断に向けて、健康づくりに取り組むことにするよ!まずはウォーキングから始めようかな。
君たち、今日も一日ご安全に!