切り替えつまみは必ずUPに!
君たち、突然だけれど9月20日って何の日か知ってるかい?
実は9月20日は「空の日」なんだ!
1911年のこの日、山田猪三郎が開発した山田式飛行船が、
滞空時間1時間の東京上空一周飛行をしたのを記念して制定されたんだって!
最初は「航空日」と制定されていたんだけれど、より親しみやすい呼び名にということで
1992年に現在の「空の日」に改称されたみたい。
君たち飛行機や高速バスに乗るとき、チケットが間違ってないか、無くしてないかってずっと確認しちゃわないかい?
僕は乗れるまでチケットが気になって、そわそわしちゃうんだよね。
乗り慣れていないだけかな。
空といえば、明日から台風の影響で雨が続くみたいだね。
台風の影響を大きく受けそうな地域に住んでいる君は、気を付けてね。
さて、前回のブログで「チェーンブロックの点検の時には、割ピンも確認してくれよ」って話をしたんだけれど、見てくれたかな。
見てないよって君は、ここから見てくれよな。
今回は、レバーホイストの荷重が掛かっている時の注意点について紹介するよ。
まずレバーホイストとは、手でレバーを操作することで重量物の上げ下げを行う装置だよ。
荷の吊り上げだけじゃなくて、けん引に使われることやトラックの荷締めなど固縛に使用されるよ。
チェーンブロックと使い方や性能面は似ているね。
チェーン自体を操作するのがチェーンブロックで、レバーで操作するのがレバーホイストだよ。レバーホイストの方が小さく軽いよ。
上の写真はレバーブロックの「切替えつまみ」と呼ばれるものだよ。
メーカーによっては「セレクトレバー」って名前の場合もあるかな。
切替えつまみには、3つのモードがあるよ!
真ん中のNは「ニュートラル」って意味だよ。
ニュートラルに切替えつまみを合わせると、ブレーキが解除されてロードチェーンを自由に動かすことができるよ。
無負荷状態の時に、ロードチェーンの長さを調節するときに使うんだ。
UPは「巻上げ」モードだよ。荷重がかかっている状態で、レバーを動かすとロードチェーンが巻上げられるよ。
逆にDOWNは「巻下げ」モードだよ。レバーを動かすとロードチェーンが巻下げられるんだ。
「ニュートラル」「巻上げ」「巻下げ」、この3つの状態を切り替えて使うんだけれど、
荷を吊っている時や荷締め後は、切り替えつまみは必ずUP「巻上げ」の状態にしてくれよな!
荷重の掛かっているときは、絶対ニュートラルに切り替えないでね。とても危険だよ。
切り替えつまみの表示は、メーカーによって違うときもあるから説明書を確認してから使ってね。
君たち、今日も一日ご安全に!