正しく取り付けよう!クサビ形ワイヤソケット

≪このたびの台風14号による被害にあわれた皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。≫
君たち、台風は大丈夫だったかい?
この週末の3連休にも台風が近づくみたいだから、台風の影響を大きく受けそうな地域に住んでいる君は、気を付けてね。

 

突然だけれど君たち、2000年の9月24日になにがあったか知っている?
実は、シドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が優勝し、女子マラソンで日本人初の金メダルを獲得した日なんだ!
調べ物をしていたらその記事を見つけて、もう22年前なんだってびっくりしたよ。
あの時は、すごく感動したよね。ランニングを始めちゃったりしてね。2日しか続かなかったけれど、、、。
また、始めようかな。

 

さて、ここから本題に入るよ。君たちクサビ形ワイヤソケットって知ってるかい?
クサビ形ワイヤソケットとは、ワイヤソケットの1つで、
コッター止め(クサビ止め加工)というワイヤロープの端末加工に使用するんだ。

クサビ形ワイヤソケット クサビ形ワイヤソケット 使い方

 

ワイヤロープ 端末加工

 

上の表は、ワイヤロープの端末加工の一覧だよ。コッター止めのところを見てくれ。
クサビ形ワイヤソケットは正しく取り付けられた場合、65~70%の効率を発揮するんだけれど

加工不適当なもの、つまり、誤った方法で取り付けられたものは効率50%以下になってしまい危険なんだ。

また最悪の場合、ワイヤロープが抜けてしまう可能性があるよ。

 

そんな事にならないために、クサビ形ワイヤソケットの取り付け手順を紹介していくよ。

 

①まず、ワイヤロープの径とソケットのサイズを確認するよ。

ソケットの呼びにワイヤロープ径が適合しているか確認してね。

 

②次に、クサビ形ワイヤソケットにワイヤロープを組み込むよ。

クサビ形ワイヤソケット 取り付け方
この時ワイヤロープとクリップの向きに注意してくれよね。下の画像が正しい組み込み状態だよ。

クサビ形ワイヤソケット 取り付け方

 

下の画像は誤ったワイヤロープの組み込み状態だよ。
Aはワイヤロープの端部がソケットの下のほうからでている。Bはクリップが反対に取り付けられているね。

 

クサビ形ワイヤソケット 取り付け方

 

この段階でのクリップは、ワイヤロープに荷重が掛かり始めた時にワイヤロープが抜けるのを防ぐ為に使用しているから、

締め付けは仮止め程度の強さで大丈夫。
取り付けの向きを間違えると、所定の強度が得られない場合があるから、画像を参考に作業してくれよな。

 

③組み込みができたら荷重を掛けるよ。荷重の方向は下の画像を見てね。
十分に荷重が掛かったのを確認したら、一度クリップをはずして再度クリップをできる限りワイヤソケットの近くに取り付けるんだ。

ワイヤロープのすべりを確認したい場合は、マーキングを付けてくれよ。

 

クサビ形ワイヤソケット 取り付け方

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これでクサビ形ワイヤソケットの取り付けは完了だよ!
最後まで読んでくれた君は、クサビマスターだね!ありがとう!

玉掛け作業 吊り具ブログ「吊るのひと声!」 大洋製器工業

 

君たち、今日も一日ご安全に!