危険!その玉掛け作業!!~ワイヤロープ編~
君たち、突然だけれど11月20日は何の日か知ってるかい?実は「ピザの日」なんだ!
ピザの原型である「ピッツア・マルゲリータ」の名前の由来となった
イタリア王妃マルゲリータの誕生日にちなんで1995年に制定されたんだって!
マルゲリータが人の名前だったなんて知らなかったよ!
他にも人の名前が由来の食べ物が意外とたくさんあるって知ってるかい?
「たくあん」や「きんぴら」、「八つ橋」も実は人の名前が由来なんだって。
どれも名前っぽくないのにね!
さて、ここから本題に入るよ!
今回は、ワイヤロープを使った玉掛け作業の危険な例を2つ紹介するよ。
もし、このブログを読んでドキッとした君は、今日から改善してくれよな!
じゃあ、さっそく危険作業①
荷はずし時、吊り荷の下にまくらや歯止め等を置いていない。
また吊り荷の下からワイヤロープをクレーン操作で引き抜いている。
心当たりがある君はいないかい?
まず、荷の下にまくらや歯止め等を置いていないから、玉掛け用具が吊り荷と地面の間に挟まれてしまっているよね。
これじゃ玉掛け用具が傷んでしまうよ。
さらに、この状態で玉掛け用具を引き抜いてしまうと、ロープが荷に引っかかって荷崩れを起こす可能性もあるんだ。
だから荷の下には、まくら等を置いて地面と荷の間に空間ができるようにしてくれよな!
空間を作ることで玉掛け用具だけじゃなく、作業者の足が挟まれないようにする効果もあるよ。
ただ、まくらがあったとしてもクレーン操作での引き抜きは、玉掛け用具の制御ができず、とても危険だよ!
引き抜いた反動で、ワイヤロープの先端がこっちに飛んでくるかもしれないよね。
だから引き抜きの時はクレーンを使わないでくれよな。
今回はワイヤロープを例に説明したけれど、チェーンスリングや繊維スリングでも一緒だよ。
危険作業②
角張った荷に圧縮止め加工したワイヤロープをかけた時、圧縮止め部に無理な力がかかっている。
この吊り方をしてしまうと圧縮止め部が、き裂や変形・ロープのずれなどが起こり
その結果ロープが抜けてしまう可能性が考えられるんだ。
吊り上げ中にロープが抜けてしまったら…って考えたらとゾッとするよね。
だから圧縮止め部分が角に当たらないようにワイヤロープをかけてくれよな。
また、角張った荷を吊る時は絵のように当て物をしてくれよ。
今日はワイヤロープを使った玉掛け作業の危険な例を紹介したよ。
どうだい、心当たりのある作業はあったかい?
2つとも少し作業の方法を変えるだけで、改善できる内容だから今日から気を付けてくれよな!
君たち、今日も一日ご安全に!