危険!その玉掛け作業!!~シャックル編~
君たち、もうすぐ12月だね!
クリスマスツリーやイルミネーションを見かけることが増えてきて、
もうそんな季節なんだ~って実感したよ。
冬は街中がキラキラしていて、本当に綺麗だよね!
夏もしてくれないかな~って毎年密かに思っているよ。
さて、ここから本題に入るよ。
前回「ワイヤロープを使った玉掛け作業の危険な例」を紹介したのは、チェックしてくれたかな?
まだ見ていない君や、忘れちゃったって君はチェックしてくれよな。
今回は「シャックルを使った玉掛け作業の危険な例」を2つ紹介するよ。
じゃあ、さっそく危険作業①
シャックルに吊り荷の角が当たった状態で吊っているため、1点に負荷がかかっている。
また、縦方向に荷重がかかっていない。
心当たりがある君はいないかい?
シャックルは縦方向以外に荷重が作用する使い方をしてはいけないっていうのは
君たちも知っているよね。
この吊り方では横方向に荷重がかかってしまっているよ。
更に、吊り荷の角と当たっている部分が支点となって「てこの原理」が働き、シャックル本体が変形してしまうんだ!
だから、1点が支点となってしまうような使い方はしないでくれよな。
この状態を改善する方法は、2つあるよ。
1つ目は、天秤を使用して吊り荷の角に当たらないようにする方法だよ!
上の絵のようにすれば、シャックルやスリングの力が掛かる方向はまっすぐになって、
シャックルも荷に干渉せずに吊ることができるよ。
2つ目の方法は、専用の治具を製作する方法だよ!
同じ形状の吊り荷を何度も吊る作業の場合、強度計算をしっかりとした専用の治具を作っておけば
シャックルが荷に当たるかもと気にすることなく、作業をすることができるんだ。
天秤や専用の治具がちょっと気になった君は、問い合わせてみてくれよな!
危険作業②
投下や放り投げたり、ハンマー等でたたいたり、重量物等の下敷きにしている。
丈夫なものだから、ついつい放り投げても大丈夫だろうって思ってしまうのも分かるんだ。
だけど、こんなふうに雑に扱ってしまうと、シャックルの変形・破損の原因となるよ。
変形したシャックルは使用できなくなるのは、君たちも知っているよね。
ちょっとめんどくさいって思ってしまうかもしれないけれど、長く使えるよう大切に扱ってくれよな。
シャックルを例に説明したけれど、チェーンスリングやフックでも一緒だよ。
今日は、シャックルを使った玉掛け作業の危険な例を紹介したよ。
どうだい、心当たりのある作業はあったかい?
もし、このブログを読んでドキッとした君は、
1つ目は改善するのに少し時間がかかるかもしれないけれど、2つ目は今日から気を付けてくれよな!
君たち、今日も一日ご安全に!