ロック止めワイヤは、最小の長さが決まっている!
君たち、12月12日は何の日か知っているかい?実は、「漢字の日」なんだよ。
毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいという願いを込めて、
12(いいじ)月12(いちじ)日の語呂合わせから、日本漢字能力検定協会が定めたんだって!
漢字の日には、その年の世相を表現する漢字一字が京都の清水寺で発表されるのは
毎年ニュースで取り上げられるから、君たちも知っているよね。今年は何だろうな~。
ちなみに僕の2022年を表す漢字は「運」だよ!
このブログをいつも見てくれている君はピンときたんじゃないかい?
そう!今年はなんだかんだ運動をしていたんだ!
逆腕立て伏せにウォーキングにマラソン、、、どれも長くは続かなかったけれど、しようとしたことが進歩だからね!
だから運動の「運」だよ!君の今年の漢字は何だい?ぜひ、教えてくれよな!
さて、ここから本題に入るよ!
君たち、玉掛けワイヤの端末加工がいくつかあるのは知っているよね!
なんだっけ?って思った君は、ここからチェックしちゃいなよ!
今回はその中でも、「アイ圧縮止め加工」について紹介するよ。
ロック止め加工とも呼ばれることも多いよね。
アイ圧縮止め加工は、アイの首部に専用の金具(スリーブ)を入れて、機械で圧縮する加工方法だよ!
特にシンブルを組み込んで加工する場合に適していて、アイスプライスで加工するより
スリーブの部分でよく締まるからシンブルを固定しやすいんだ。
このアイ圧縮止め加工は、規格で最短の長さが決まっているのは知っているかい?
実はJIS B 8817で「両スリーブの内端間隔は、ロープ径の15倍以上とする。」と定められているんだ。
つまり、ロープ径が太いほど最小の長さも長くなるってことだよ!
例えば、ロープ径50㎜の場合
50mm(ロープ径) × 15 = 750mm
内端間隔の最短は75㎝となるんだ。
JISでは上記が決められているんだけど、端末の長さに関しては明記されていないよ。
しかも、端末は「シンブル入り」と「シンブル無し」でも最短の長さが変わってくるんだ。
今回は「シンブル入り」を例にあげるんだけど、
全長の最短の長さは、ロープ径の35~40倍になるよ。
今回は40倍で計算してみると
50mm(ロープ径) × 40 = 2,000mm
ロープ径50mmの場合、全長の最短は2mになるんだ。
こんなに太いワイヤロープを2mくらいで使う場面は、なかなかないとは思うんだけれど
「そういえばアイ圧縮止めのワイヤロープは、作れる最小の長さがあったな~」くらいに覚えといてくれよな!
たまに揚程の関係で、使用荷重が結構いるけれど短いワイヤロープが欲しいって言われることもあるんだけれど
大洋製器工業では、規格から外れてしまうと案内しているよ。
知らずに規格外のワイヤロープを使ってた!って事はないから、安心してくれよな。
そんな時にオススメしているのは「ヘビーラウンドスリング」だよ!
ヘビーラウンドスリングは、1mから製作可能なんだ。
さらに、ワイヤロープよりも1/7程度の質量で軽く扱いやすいことから
超重量物を吊り上げる作業時にはピッタリなんだ。
気になった君がいたら、営業員に問い合わせてみてくれよな!
今日は、アイ圧縮止め加工の最短の長さについて説明したよ!
君たち、今日も一日ご安全に!