粉塵防止に散水を!玉掛け用具のサビ発生にはご注意を!!
君たち、前回の「モード係数」の
話を覚えているかい。
モード係数?って思った君たちは
ココを確認してくれよ。
モード係数を使うと、ロープ1本に掛かる
荷重が算出できちゃうって内容だったよね。
僕は算数が得意ではなかったから、
モード係数を教えてもらった当初は
脳ミソが疲れた記憶があるんだ。
疲れたときにはブレイクタイムしちゃいなよ!
さて今回は、脳を休めるために
「ちょっとブレイク」と題して
「散水」について書こうと思う。
君たちも建築工事現場の出入り口で
水を撒いている作業風景を見たことが
あると思う。
その作業を「散水(さんすい)」または
「撒水(さっすい)」とも言うんだよ。
散水とは解体作業をおこなう時などに、
粉塵などの発生を抑えるために水を撒く
ことなんだ。
散水にもルールがあり、国土交通省の
「建築物解体工事共通仕様書」に
書かれているそうだよ。
散水は工事現場でするだけじゃないよ。
製鉄所など製造業の現場でも、かなりの量を
散水しているんだ。
ある製鉄所では構内の道路上をタンクローリー
で散水し、更に頭上のベルトコンベアに取り
付けたパイプからも散水しているんだ。
これだけ水を撒いたら、粉塵も飛散しないよね。
工事現場や製鉄所で働く人は、散水で
近隣の方々に迷惑を掛けないようにして
いるってことだね。
散水は大きなメリットがあるけど、注意しな
ければならないポイントがあるんだ・・・
シャックルなど鉄製の玉掛け用具が
濡れると錆の発生の原因になるんだ。
錆びた玉掛け用具の使用は危険なんだよ!!
君たちは、玉掛け用具を濡らさない
ように注意しちゃいなよ!
次回は、君たちから頂いた問い合わせの
中から、多く寄せられた内容を紹介するから、
楽しみに待っててくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!!!