安定して荷を吊るためには、重心が大事

君たち、突然だけれど2月22日は何の日か知ってるかい?実は「猫の日」なんだ!

各地で猫の日に関連するイベントや、限定のお菓子が発売されたりしているから、知ってたかな?

猫の日は「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で、

猫の鳴き声「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」と読める語呂合わせから、2月22日に決められたんだって。

猫って、なんで「ネコ」って呼ばれるようになったか知ってる?

猫は通常14時間~16時間も寝るといわれて、

よく寝ているから「寝る子」と呼ばれるようになり、「ねこ」になったって説が有力みたいだよ。

確かに、いつもうとうとしているイメージがあるね。

僕は、もうそんなに長い時間眠れないから、たくさん眠れて羨ましいな~なんて思う事もあるよ。

ちなみに、動物の中で睡眠時間が一番長いのはコアラで約22時間だそうだよ。

逆に起きている時間は、何しているのか気になっちゃうね!

 

さて、ここから本題に入るよ。

今日は「吊り荷の重心」について押さえてほしいポイントを紹介するよ。

 

安全に玉掛け作業を行うため、できるだけ正確に「荷の重心位置を見極めること」

大切なことは、君たち知っているよね!

 

クレーンのフックは、原則として吊り荷の重心の真上にくるように誘導すると決まっていて

もし重心とズレたところでフックをかけ、そのまま吊り上げてしまうと、

水平が保てなくなり、玉掛け用具から滑って落下する原因になるんだ。

だから、重心を見極める事が大切だよ。

荷が落下する絵   荷振れする絵

 

重心は、どんな複雑な形をした吊り荷でも、必ず存在して常に一定の点になっていて

物体の位置や置き方が変わっても、重心の場所は変わらないよ。

重心の位置の例

重心の求め方は、ここで詳しく紹介しているよ!気になった君はチェックしてくれ。

 

重心の見極めができたら、吊り荷にその位置を表示しておくと

次の玉掛け作業の時に、安全性の向上や作業効率の向上に繋がるよ。

 

重心の見極めが大事なことと、重心の真上にフックが来るように吊るっていうのは分かってくれたかな。

 

じゃあ次に、下の絵を見てほしい。

①と②、どっちの方が荷を安定して吊ることができると思うかい?

重心の上を吊るか、重心の下を吊るかの絵

2つの絵の違うところは、吊り上げる位置だよ。①は重心より下、②は重心より上を吊っているね。

どっちが安定して吊れるかというと…正解は②だよ!

 

安定して荷を吊るためには、重心より上を吊ることが原則なんだ。

とは言っても、上に吊りピースがなく、仕方なく重心より下を吊ることも多いよね。

そんな時は、重心より上で吊る時と比べて

バランスが不安定になることを認識し、安全に吊り上げるよう気をつけてくれよな!

 

それと重心が中心にある荷を吊る時は、比較的簡単に作業できると思うんだけれど

偏荷重の荷を吊り上げる時は、難しい場合があるよね。

そんな時、偏荷重の荷をバランスよく吊り上げれる方法を過去に紹介しているから、チェックしてくれよな。

 

今日は、「吊り荷の重心」について紹介したよ。

覚えてほしいことは、3つ!

・重心を見極める。

 ・重心の真上にフックが来るようにする。

 ・重心より上を吊る。重心より下を吊る時は、気をつける。

ネコと遊ぶミスターT

君たち、今日も一日ご安全に!