クレーンフックにワイヤロープを掛ける順番
君たち、突然だけれど餃子は好きかい?実は、最近僕の中で餃子ブームが来ているんだ!
夜中に突然ブームが到来して、勢いで冷凍餃子を150個頼んじゃったよ。
好きなものが冷凍庫いっぱいにあるって幸せだね。
今回は、大の冷凍餃子を頼んだんだけれど、
最近の焼き餃子って、皮がパリパリやモチモチ、平べったいタイプ、丸っとしてるタイプとか色々あるよね!
今年はベストオブ餃子を探してみようと思っているから、君オススメの餃子があったら教えてくれよな!
さて、ここから本題に入るよ。
今回は目掛けの時、クレーンフックにワイヤロープを掛ける順番について説明していくよ!
まず、目掛け(アイ掛け)とは、フックに玉掛けワイヤロープのアイを掛ける方法のことだよ。
標準的に使われている掛け方で、ワイヤロープの数によって「2本掛け」「3本掛け」「4本掛け」と呼ばれているんだ。
他の掛け方も知りたいって君は、ここで詳しく説明しているからチェックしてくれよな。
4本掛けをする時、ワイヤロープの掛け方をテキトーにしてしまうと、
ワイヤロープのアイが重なったり、クレーンフックの下でロープがあや(交差)になったりしてしまうんだ。
そうなってしまうと、ワイヤロープの長さが変わり、荷重が均等にかからなくなってしまうよ。
そうならないために、ワイヤロープはクレーンフックの奥から順序良く掛けて、
アイが重ならないようにしてくれよな!
とは言っても、言葉だけじゃよく分からないよね。下の絵を見てくれ。
分かりやすいようにワイヤロープに番号を振ってみたんだけれど、どうかな?
ワイヤロープがバラバラに掛けられて、フックの下でワイヤロープが交差してしまっているよね。
これでは、ワイヤロープに荷重が均等にかからない可能性があるよ。
この場合だったら、1,2,3,4の順番に掛けるようにしてくれよな。
また、ワイヤロープを掛ける順番だけじゃなくて、クレーンフックの向きも気をつけてほしいんだ。
下の絵のように、荷の辺が長い方向とクレーンフックの向きが平行になっていると、
ワイヤロープの吊り角度が大きくなったときに、最後に掛けたワイヤロープがクレーンフックから
外れやすくなってしまう等の危険があるんだ。
だから、荷の辺が長い方向とクレーンフックの向きは直角になるようにしてくれよ!
ただ、フックの向きは関係なく、吊り角度が大きくなりすぎる時は
張力も大きくかかり不安定な状態になって危険だから、天秤を使用するなど吊り方を変えるようにしてね。
「玉掛け作の安全に係るガイドライン」にも、
「つり角度(絵のa)は、原則として90度以内であること」と定められているし、
大洋製器工業では、より安全な60°以内での使用を推奨しているよ。
今日は、クレーンフックにワイヤロープを掛ける順番について説明したよ!
分かってくれたかな?
君たち、今日も一日ご安全に!