今年は花火大会が各地で開催されているね。君たち、もう見に行ったりしたかい?
僕は昨日、長岡花火のテレビ中継を見たんだけれど、テレビ越しでもすっごく迫力があって、綺麗だね。
来年は見に行ってみようかな。
さて、ここから本題に入るよ。
今回は、ラウンドスリングの色と最大使用荷重について説明していくよ。
さっそくだけれど君たち、画像のラウンドスリングの最大使用荷重、何tか分かるかい?
実は、ラウンドスリングの最大使用荷重は、ひと目見るだけで分かっちゃうんだ。
分かった君は、お見事だね!
前回のブログで、ベルトスリングはベルト幅によって最大使用荷重が変わるって話をしたんだけれど、読んでくれたかな?
まだ読んでないって君や、読んだけれど忘れちゃったって君は、ここからチェックしてくれよな。
ラウンドスリングは、「色」で最大使用荷重が分けられているんだ。
JIS規格(B 8811:2015)をもとに表を用意したよ。
色は、JIS規格で最大使用荷重0.5t~8tまで
0.5t → 灰色
1t → 紫色
1.6t → 青色
2t → 緑色
3.2t → 黄色
5t → 赤色
8t → 紺色
と定められているよ。
10tからは色が決まっていないから、各メーカーがそれぞれの色で作っているんだ。
ちなみに大洋製器工業は20tまでを製造していて、10tは橙色、16tと20tは深緑色にしているよ。
この表を見れば、画像のラウンドスリングも何tか分かるね。
エンドレスタイプは3.2t、両端アイタイプは2tだよ!
ベルトスリングでは、幅が一緒でも等級によって最大使用荷重が違うって話をしたんだけれど
ラウンドスリングは色で判断してOKだよ。
ここまでラウンドスリングの表面布の色と最大使用荷重の話をしたんだけれど、分かってくれたかな?
その表面布なんだけれど、もし穴が開いたりして中の芯体が見えているときは
使用を中止して、廃棄してくれよ!
穴が開いていると、小さな穴でもそこから異物が入り
中身の芯体が傷ついてしまっている、断線してしまっている可能性があるんだ。
だから、表面布に穴が開いたラウンドスリングは基本廃棄してくれよな。
ただ、修理できる場合もあるから、捨てるのはちょっとな…って時は一度メーカーに相談してみてくれよ!
くれぐれも自分では判断しないでね。
今日は、ラウンドスリングの色と最大使用荷重について説明したよ。
まとめ
・ラウンドスリングは、表面布の「色」で最大使用荷重が分けられている。
・表面布が破れていて、芯体が見えているときは廃棄する。
君たち、今日も一日ご安全に!