繊維スリングの種類と特徴
朝晩は少しだけ涼しくなった気がするけれど、日中はまだまだ暑い日が続いているね!
本格的に気温が下がるのは9月下旬以降らしいから
しっかり水分・塩分補給をして、くれぐれも無理しないように過ごすんだよ。
さて、ここから本題に入るよ。
君たち、繊維スリングっていろんな種類や形があって、
どれを選んだら良いか迷っちゃうって時はないかい?
そんな時のために今日は「繊維スリングの種類と特徴」について紹介していくよ!
選定するときの参考にしてくれよな。
まず、繊維スリングとは名前の通り「繊維で出来たスリング」だよ。
鉄で出来ているワイヤロープやチェーンよりも軽量で扱いやすく、吊り荷を傷付けにくいのが大きな特徴で
様々な業種・現場で使用されているよ。
参考ブログ:ワイヤロープ・チェーンスリング・繊維スリングの特徴の比較
繊維スリングの種類は、大きく分けて「ベルトスリング」と「ラウンドスリング」の2種類あるよ。
ベルトスリング
ベルトスリングは、帯状の繊維スリングで
同じ使用荷重・長さのラウンドスリングと比べた時にコストが低い、帯状で汎用性が高い、使い勝手が良い、などの特徴があるよ。
ナイロンスリングと呼ぶ人もいるよね。
材質がナイロンのベルトスリングもあるんだけれど、現状はポリエステルが主流だよ!
そのベルトスリングの中でも、“一般用”と“化学薬品用”に分けられるんだ。
一般用は、通常の状態(化学薬品が付着しない作業)で使用するもの、
化学薬品用は、酸やアルカリなどの化学薬品が付着するような作業時に使用するものだよ。
一般用のベルトスリングに化学薬品が付着してしまうと、化学変化を起こし劣化する可能性があるからね。
形状は、一般用と化学薬品用ともに
両端アイ形・エンドレス形・リングやフック等の金具が取り付けられた金具付きの3種類あるよ。
ラウンドスリング
ラウンドスリングは、強い糸の束を表面布で包んだ構造のスリングだよ。
ベルトスリングよりも、使用荷重が大きいサイズまであって
メーカーにもよるけれど、1本で何十tも吊れるサイズもあるんだ。
また、ベルトスリングよりも更に柔らかく柔軟性が高い事からソフトスリングと呼ばれることもあるよ。
ラウンドスリングは、ざっくり一般用と超重量物用に分けることができるんだ。
本当は材質の違いがあるんだけれど、それを話し始めると呪文みたいになっちゃうから今回はやめておくね。
形状は、一般用は両端アイ形・エンドレス形の2種類、超重量用はエンドレス形のみだよ。
今回は、繊維スリングの種類と特徴を説明したけれど分かってくれたかな?
繊維スリングを選定するときの参考にしてくれよな。
君たち、今日も一日ご安全に!
関連ブログ