毎年9月30日は「クレーンの日」!
来週の9月30日は「クレーンの日」って知っているかな?
このブログでも何回か紹介したことがあるから知ってた!って人もいるかもしれないね!
すごく簡単に言うと、クレーンの日は、
労働災害ゼロを目指して、クレーン等作業の事故・労働災害防止を呼びかける日だよ。
1972年(昭和47年)のこの日に、現行の「クレーン等安全規則」が公布されたことにちなんで
1980年(昭和55年)に設定されて以来、今年で第44回目になるんだ。
さらに今年、厚生労働省より第14次労働災害防止計画が公表されて、
死亡災害については、「2022年と比較して、2027年までに5%以上減少」
死傷災害については、「増加傾向に歯止めをかけ2027年までに減少」と目標が掲げられたんだ。
その目標に向けて、事業場でのクレーンの点検やメンテナンス、作業員同士の意思確認など日ごろの作業を改めて見直して、安全・確実な作業を心がけていこうね。
クレーンの日にちなんで、今回は「クレーンの免許の種類」について紹介するよ。
クレーンにはリモコンで操作するタイプ、タイヤが付いた車両タイプ、天井のレールを移動するタイプ
船に乗っているタイプなど様々な種類があって免許も異なるんだ。
大きく分けて国家資格と、技能講習や特別講習を受けると取得できる免許の2種類があるよ。
まずは国家資格から紹介するよ!下の表を見てみよう。
どんなクレーンを運転するかによって、取得する免許の種類が違うので要チェックだね。
どんな免許があるのか、簡単に紹介していくね。
①クレーン・デリック運転士(限定なし)
限定無しって書いてある通り、ほとんどのクレーン、デリックを操作することができるよ!
合格率は学科試験が約50%、実技試験は約30%、とっても難しそうだね、、
②クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)
吊り上げ荷重5t以上の天井クレーン、橋形クレーンなどのクレーンを運転できるよ。
ただ、名前は「クレーン・デリック運転士免許」なのに、「クレーン限定」だからデリックは運転・操縦できないんだ。
これも合格率は学科・実技共に約50%と2人に1人しか受からない計算だね。
③クレーン・デリック運転士免許(床上運転式クレーン限定)
床上運転式クレーンとは、床上で運転、かつ、荷の移動と一緒に操作者が移動する方式のクレーンのことだよ。
工場や倉庫などでよく見るかな?
合格率は学科試験約70%、実技試験約50%。僕でもなんとか免許取得できるかな?
④移動式クレーン運転士免許
移動式クレーンはラフタークレーンやクローラークレーンなどのことだよ!見たことあるよね。
この免許があれば、移動式クレーンを運転できるんだけれど、1つ注意点があって
一般道の通行をする場合には別に運転免許が必要になるよ。乗りこなすには、自動車教習所にも通わなきゃね!
⑤揚貨装置運転士
揚貨装置とは、船舶に取り付けられたデリックやクレーン設備のことを言うよ。
合格率は学科試験約70%、実技試験は約90%だよ!
こんなに難しい試験に合格しないといけないなんて、クレーンの運転ってすごい難しいじゃん…
って思うよね。
だ・け・ど・安心して!
技能講習や特別教育なら、国家資格を取らなくてもクレーンの運転をすることが出来るよ。
ただ、制限もあるから気を付けてね。
小型移動式クレーンを手軽に運転したい君にはこの資格だ!
小型移動式クレーンとはトラッククレーンのことだよ。
「移動式クレーン運転特別教育」は0.5t~1tの移動式クレーンを操作できて
「小型移動式クレーン運転技能講習」は1t~5tの移動式クレーンを運転することが出来るようになるよ。
トラックのドライバーさんは、どちらかの資格は持っている人が多いんじゃないかな?
床上操作式クレーンを運転したい!そんな君にはこの講習だ!
「床上操作式クレーン運転技能講習」を受ければ、5t未満のクレーンと5t以上の床上操作式クレーンの運転も出来るよ。
工場などの天井に設置されているようなクレーンを操作できるよ。
ペンダントスイッチで操作できるクレーンだから、簡単に操作することができるんだ。
他にもたくさん講習があるから、是非調べてみてくれよな。
全国各地いろんなところで資格を取得するための講習が行われているし、数日間で資格を取ることができるよ!
ただ、一点注意事項があるよ。
クレーンの技能講習を修了した人であっても玉掛けの業務にはつくことができないんだ。
玉掛け技能講習が必要だから注意してくれよな。
今回は、クレーンの日ということで「クレーンの免許の種類」について紹介したよ。
今日も一日ご安全に!