太いワイヤロープほど補強付シンブルを!
突然だけれど、10月3日が何の日か知っている?
実は「登山の日」なんだ。
と(10)ざん(3)の語呂合わせにちなんで、
「山に登ることで雄大な自然に触れ、自然の素晴らしさを知り、その恩恵に感謝する日」と
日本山岳会が記念日に決めたんだって!
10月は涼しくなって過ごしやすいし、紅葉も始まるからピッタリの時期だね。
ただ今年の紅葉はもうちょっと先かな?
そういえば、紅葉を見るために山に登ったことがないよ!
登山初心者でも登れる山を探して、今年デビューしてみようかな。もし、おすすめの山があったら教えてくれたら嬉しいよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今回は「補強付きのシンブル」について紹介するよ!
まず、ワイヤロープにシンブルを付ける理由を知っているかい?
正解は、ワイヤロープの保護のためだよ。
玉掛け作業をするとき、ワイヤロープに一番荷重がかかる場所がアイの部分になるよね。
ここにシンブルを入れることで、アイを守り、ワイヤロープの寿命を高められるんだ。
シンブルが無かったら、ワイヤロープは早く痛んでしまうよ。
で、今回紹介するのは下の画像のような補強付きシンブルだよ。見たことあるかな?
板付きシンブルとも呼ばれているよね。
補強付きシンブルは、通常のシンブルよりも強度があって、
シンブルの変形や割れを防ぐことができるんだ。
基本、ワイヤロープの使用荷重を守って使用していたら変形や割れることはあまりないんだけれど
ワイヤロープの使用荷重を超えた荷重が掛かった場合に、シンブルが変形することがあるんだ。
例えば、偏荷重や何かの拍子に大きな荷重が掛かってしまったとかね。
シンブルが変形・割れてしてしまうと、最悪の場合ワイヤロープが外れてしまうよ。
荷の吊り上げ中に、シンブルからワイヤロープが外れてしまうと危ないし
ワイヤロープがシンブルに擦れて、素線切れを起こす可能性もあるんだ。
そんな変形や割れを防ぐために、補強付きシンブルがあるよ!
よくシンブルが変形してしまう…という悩みや、少しでも安全に作業したい!って時には
補強付きシンブルを検討してみてくれよな。
更に!今回のタイトル「太いワイヤロープほど補強付シンブルを!」っていうのは、
太いワイヤロープになるほど使用荷重も大きくなり
ワイヤロープがシンブルを押す力も大きくなるから、変形や割れを起こす可能性が高くなるよね。
万が一、シンブルが変形してしまったとき危険性も高いことから、
太いワイヤロープほど補強付きのシンブルをオススメするよ。
さっきからワイヤロープの使用荷重って言っているけれど、
シンブルに使用荷重はないの?って思うよね。この質問よく聞かれるんだ。
実は、シンブルはあくまでワイヤロープの保護金具ということから製品自体に使用荷重の設定がないんだ!
昔はJIS規格もあったんだけれど、そのJISにも使用荷重は設定されてないよ。(1989年に廃止)
今回は補強付シンブルを紹介したよ!分かってくれたかな?
今日も一日ご安全に!