偏荷重ってどうして危険?
最近、金木犀の香りがすることが増えたよね!
歩いていて金木犀の香りがすると、ちょっと嬉しくなっちゃうよね~。
金木犀の香りって、でんぷんのりの匂いみたいだなって小さい頃思わなかった?
調べてみたら、実際にでんぷんのりの香料として金木犀が使われているんだって!今まで知らなかったよ。
そりゃ、匂いが一緒のはずだね!
さて、ここから本題に入るよ。
今日は「偏荷重がどうして危険なのか」ということを説明するよ。
確かに偏荷重は危険ってよく言うけれど、どうして危険なのか、どうなるのか、っていうのはちゃんと話した事なかったような気がするね。
まず、偏荷重とは吊り荷の重心が前後左右のいずれかに偏っていることを指しているよ。
分かりやすいようにメッシュパレット(メッシュボックス)の絵を描いてみたんだけれど、伝わるかな?
右側にだけ荷物が載せられていて、バランスが悪い状態になっているよね。
他にも、元々の重心が偏っている物もあるよ。
このような偏荷重の物は、重心位置を見極めるのが難しく、水平に吊ることが難しいんだ。
もし、重心位置を見誤って吊ってしまうと、下記のようなことが起こってしまう危険性があるよ。
①玉掛け用具から滑って落下する。
②荷が傾く。荷振れが起きる。
③玉掛け用具が破断する。
どれも起きてしまったら重大な事故に繋がる可能性があって危険だよね。
実際、偏荷重の荷の重心位置を見誤り、吊り荷が落下したという事故も起きているんだ。
また、吊り荷自体が偏荷重じゃなくても、重心を見誤って吊り上げてしまうと同じようなことが起きてしまうよ。
玉掛け作業を安全に行うためには、出来るだけ正確に「荷の重心位置を見極めること」が大切なんだ。
吊り荷自体が偏荷重の場合は、重心を慎重に見極めて
「長さ調節機能付チェーンスリング」や「チェーンブロック」「レバーホイスト」など、
偏荷重の荷を簡単にバランスよく吊り上げられる玉掛け用具を選定して作業してね。
例で書いた、メッシュパレット(メッシュボックス)のようなものであれば、
荷物を積む際に、偏荷重にならないようなるべく均等に荷物を積むようにしてくれよな。
合言葉は「慎重に!」だよ!
くれぐれも「ちょっとくらい傾いてるけど大丈夫だろ。」とか思っちゃダメだよ。
今日も一日ご安全に!
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