来週12月22日は「冬至」だね。
冬至に「ん」が付く食べ物を食べると運が呼び込めるらしいんだけれど、知っていたかい?
さらに、「ん」が2つ付く食べ物は「運盛り」といって、呼び込む運が2倍になるんだって!
こんなの知っちゃったら食べないわけにはいかないよね!「ん」が2回付く食べ物って何があるかな?
担々麺、あんぱん、コンソメパンチ・・・、3つしか思いつかないや。
…ん?担々麺って「ん」が3つもあるじゃないか!2つで「運盛り」なら、3つは「運特盛り」だね。
他になにか知っていたら教えてくれよな。みんなで強運を手に入れよう!
さて、ここから本題に入るよ。
今回は、玉掛け用フックのサイズ選びのポイントを紹介するよ。
フックの種類と特長については前に紹介しているから、ここから見てね。
まず、フックを選ぶ時に一番重要といっても過言ではない「使用荷重」を確認するよ!
吊る対象の荷物の質量は分かっているかな?
それと、その荷を吊る玉掛索の本数、吊り角度の張力増加係数を
掛けたり割ったりして必要な使用荷重を計算するんだ。
例えば、2tの荷を60度の2本吊りで吊り上げる作業があるとしよう。
それを下の計算式に当てはめるよ。
(計算式)玉掛索1本にかかる荷重 = 吊り荷の質量 × 張力増加係数 ÷ 玉掛索の本数
60度の張力増加係数は1.16だよ。 ★張力増加係数についてはココ
(式)2t × 1.16 ÷ 2本吊り = 1.16
つまり、使用荷重1.16t以上のフックを選ぶ必要があるよ。
次に、ふところの大きさを確認するよ。
ふところが連結する玉掛け用具や吊りピースに対して狭かったら
外れ止め金具が上手く閉まらない可能性があるんだ。
どういう状態になるかというと、下の写真を見てくれよ。
左のフックは、連結する2本の繊維スリングに対してふところが狭いため
繊維スリングが重なって外れ止め金具からはみ出してしまっているよね。
この状態で荷を吊り上げてしまうと、繊維スリングがフックから外れてしまう可能性があって危険なんだ。
だから、連結する玉掛け用具や吊りピースがきちんと収まる広さのふところが必要だよ。
ただ1つ気を付けてほしいことがあって、ふところよりも開口幅の方が狭いということだよ。
「ふところだけ確認してたら、そもそも入らなかった!」なんてこともあるから気を付けてね。
次に、フックの先端の太さを確認するよ。
ここが連結する玉掛け用具や吊りピースに対して太かったら、
ふところにきちんと収まらなかったり、外れ止め金具が上手く閉まらなかったりすることがあるんだ。
アイボルトやアイナットなどの小さい金具と連結することが分かっている場合は、先に確認しておくのがおすすめだよ。
左のフックは、アイボルトに対して先端が太いから全然収まっていないよね。
この「先端吊り」と呼ばれる状態で吊ってしまうと、荷が落下する可能性のほかに
フックの先端に力がかかって、フックの口が広がってしまう(変形する)可能性があって特に危険だよ
今回は、玉掛け用フックのサイズを選ぶときのポイントを3つ紹介したよ。
まとめ
・一番重要!使用荷重を確認
・ふところの広さを確認
・フックの先端の太さを確認
今日も一日ご安全に!