クレーン・玉掛け作業時どこに退避するの?
突然だけれど君たち、2月9日は何の日か知っている?
2月9日は、「に(2)く(9)」の語呂合わせで「肉の日」だよ!
あれ、「肉の日」って他にもなかったっけ、って思わなかったかい?
僕もそう思って調べてみたら、8月29日は「焼き肉の日」、11月29日は「いい肉の日」
毎月29日は「肉の日」なんだって!つまり、毎月肉の日があるってことだね。
そして今年はうるう年。ということは、今年の2月は肉の日が2回も来るんだ!
なんだか得した気分になるね。
さて、ここから本題に入るよ。
君たち、玉掛け作業の時の「吊り荷から離れて、安全な位置に退避する」って決まり事、ちゃんと守ってくれてるよね!
これは、玉掛け技能講習でも必ず教わるし、
玉掛け作業の安全に係るガイドラインの「玉掛け者が実施する事項」にも、
玉掛けを行い、安全な位置に退避した上で~ って書いてあるくらい、大切なことだよ。
その「吊り荷から離れて、安全な位置に退避する」について、こんな質問をもらったよ。
「安全な位置って、具体的にどこですか?」
確かに、一体どこだったら安全なのか分かりにくいね…。
ずばり、クレーンが思いがけない移動をしても、吊り荷と壁との間に挟まれたり、
吊り荷に激突されたりする危険性がないところを指しているよ!
もっと具体的にいうと、
天井クレーン・橋形クレーンを使って、玉掛け作業をするときは
走行・横行方向の45度方向に3m以上離れた場所だよ。
走行・横行方向の正面は、荷が振れたときに、荷と衝突する可能性があって危険だから、45度方向に退避するよ。
3m以上離れるっていうのは、「3・3・3運動」でも「吊り荷から3m離れる」ってあるように
もし荷が振れても3m以上離れていたら、荷と衝突する可能性が低いからだよ。
もちろん3m離れていても危ないかなって思ったら、それ以上に離れてくれよな。
ジブクレーン使って、玉掛け作業をするときは
作業半径の外で起伏、旋回方向の45度方向に3m以上離れた場所に退避するよ。
分かってくれたかな?
一番大切なことは、「吊り荷は振れる!って思うこと」だよ。
どんなに気を付けていても、クレーンの移動や操作、屋外なら風の影響を受けて
まさか!ってくらい吊り荷は大きく動くことがあるんだ。
動いてきた吊り荷に挟まれたり、衝突されたりしないよう作業中の居場所に注意してくれよな。
今日も一日ご安全に!