チェーンスリングを使う時にしないでほしい事
君たち、3月に入ったね。3月7日は何の日か知っている?実は、「サウナの日」なんだ。
1984年に日本サウナ・スパ協会が、サ(3)ウナ(7)の語呂合わせで記念日を制定したんだって。
サウナ、今すごく流行っているよね。
どんどん新しいサウナ施設ができているし、テレビの特集や雑誌もよく見かけるよ。
僕も流行りに乗ろうと思って、3か月くらい前にサウナハットを買ったんだ。
だけれど、サウナハットを買ったことに満足しちゃって、まだ1回も行っていないよ。
サウナの日にデビューしちゃおうかな。
さて、ここから本題に入るよ。
今回はチェーンスリングを使う時にしないでほしい事を紹介するよ。
チェーンスリングといえば、「ねじれ」にとても弱い特徴があるのは知っているかな?
チェーンがねじれたまま吊り上げてしまうと、そこから破断してしまう危険性があるんだ。
このブログでも何度か紹介しているから、普段から気を付けてくれている人もきっといるよね。
実は、ねじれのほかに
①チェーンリンクをボルトやワイヤロープで結合する。
②フックの先の部分にチェーンスリングで荷重をかける。
③フックの周りに何回もチェーンスリングを巻き付ける。
ってことを、しないでほしいんだ。
これらの使い方は、JIS規格(B 8816:2004)の附属書8で、してはいけない例として記載されているよ。
もし、しているな~って思った人は、安全のために、この使い方はやめてくれよな!
3つとも、チェーンの長さを調節したり、連結金具がなかった時に上のような対応をすることがあるのかな?
なぜこの対応がダメなのかを1つずつ説明するね。
まず①の状態は、ボルトの使用荷重が分からないよ。
もし分かっていたとしても、チェーンが固定されていないから、いつ外れてもおかしくない状態で危険だよ。
チェーンリンク同士を接合する場合は、チェーンスリング専用のカップリング等があるから
それらを使うようにしてくれよな。
②の状態は、リンクがフックにしっかり掛けられていないから、
荷重がフックは先端に、リンクには横荷重がかかり、フック・チェーンリンク両方が変形する可能性があるよ。
また、先端にしかチェーンがかかっていない不安定な状態だから
フックからチェーンが外れて落下事故に繋がってしまうことも考えられるよ。
③チェーンをフックの周りに何回も巻き付けてしまうと、どこかでねじれが発生してしまうよ。
最初にも説明した通り、チェーンはねじれに弱いからやめてくれよな。
今回はチェーンの線径について説明したよ。分かってくれたかな?
今日も一日ご安全に!
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