危険!その玉掛け作業!!~手作りの吊り具~
君たち、ヨーグルトは好きかい?僕は今、ヨーグルトブームが来ているんだ!
物置の奥で眠っていた低温調理器を引っ張り出して、自家製ヨーグルトを作っちゃうくらいハマっているよ。
ヨーグルトって、牛乳に砂糖とヨーグルトをちょっと入れて、43度くらいで5~6時間ほったらかしたら出来ちゃうって知ってた?
作ったヨーグルトを食べきる前に、また作って増やせば良いから、無限なんだ。
毎日お腹いっぱいヨーグルトを食べたい人には自家製ヨーグルトおすすめだよ。
さて、ここからはヨーグルトじゃなくて、吊り具を自分で作った場合の話をしていくよ。
君たちの作業している工場や倉庫に、丸棒を曲げて作ったフックやヤークのような
自分で作った玉掛け用具はないかい?
現場に訪問させてもらった時に、たまに見かけたりするんだけれど
その自作の玉掛け用具、実は危険かもしれないんだ!
なんで危険かもしれないかというと、
1つ目の理由は、荷重計算が行われていない場合、使用荷重が分からないからだよ。
各玉掛け用具のJIS規格で、「使用荷重の表記」が義務付けられているし、
クレーン等安全規則では「玉掛け用具は使用荷重の範囲で使用しなければいけない」って決まっているんだ。
使用荷重が分からなかったら「使用荷重の範囲で使用」を守るのは厳しいよね。
2つ目の理由は、図面がなかった場合、点検ができないからだよ。
クレーン等安全規則で、「作業前の点検」が義務付けられていているうえに
「変形しているものや亀裂があるものは使用してはいけない」って決まっているんだ。
点検しようと思っても図面がなかったら、亀裂は分かるかもしれないけれど、
どのくらい変形しているか、摩耗しているかは確認できないよね…。
使用荷重が分からなくて、点検ができない玉掛け用具を使うのは危険って分かってくれたかな。
それに、安心して作業できない事がストレスに感じると思うんだ。
実際に、自作の玉掛け用具を工場や倉庫で使っているユーザーから
「安全面で不安だ」って相談されることも少なくないよ。
だから、もしこのブログを読んで、ちょっと心当たりがあったら一度既製品を検討してみてね。
既製品で良いのがなくて自作したんだって場合は、
特注で作業にピッタリな玉掛け用具を、当社で作ることもできるから相談してね。
相談してくれたら、きっちり荷重計算をした、点検・廃棄基準が明確で安心して使ってもらえる玉掛け用具を提案するよ!
今日も一日ご安全に!