「4本吊り」と「4点吊り」の違い
本州は、今日からやっと梅雨入りみたいだね。
去年が早かったっていうのもあるけれど、去年と比べて23日遅い梅雨入りだったんだって。
梅雨入りが遅かったってことは、梅雨明けも遅くなるのかな?
雨といえば、雨の日限定のクーポンを出してくれているお店、最近見かけるよね。
10%オフとか、ドリンク1杯サービスとか!
僕の家の近所にもあるから、梅雨の間にたくさん行かないといけないね。
さて、ここから本題に入るよ。
今回は、「◯本吊り(吊り本数)」「◯点吊り(吊り点数)」の違いについて説明するよ。
タイトルは、想像しやすいかなと思って「4本吊り」と「4点吊り」っていうふうにしたんだけれど
この2つの違い分かるかな?
僕も最初は、あれ?どっちがどうだっけ?って迷っていたんだ。だから、簡単に説明していくね。
まず、◯本吊りは、ワイヤロープが◯本っていう意味だよ。
だから、4本吊りの場合はワイヤロープが4本、2本吊りはワイヤロープが2本ということだよ。
つぎに、◯点吊りは、クレーンフックまたはリングにかかっているワイヤロープの端末部の数だよ。
吊り荷の上部に集まっているロープの端末部と言った方が良いかな?
うーん、言葉だけじゃちょっと分かりにくいね。下の画像を見てみて。
何点吊りか分かるかい?
そう、4点吊りだよ!簡単だよね。じゃあ、次の画像はどうかな?
実は、これも4点吊りなんだ。絵だからちょっと分かりにくいかもしれないけれど
使われているワイヤロープは2本っていうのは分かるかな。
だけれど、上部に集まっているロープの端末部が4個だから4点吊りということなんだ。
つまり、『「4本吊り」と「4点吊り」の違い』ってタイトルにしたけれど、
この2つを組み合わせることで、吊り方を正確に表すことができるんだ!
さっき例で出した画像でいうと、こんな感じだよ。
もっと詳細に吊り方を表すと、「4本4点目掛け吊り」「2本4点半掛け吊り」となるんだ。
吊り本数、吊り点数に加えて「吊り荷に玉掛け用具を掛ける方法」を加えることで
より正確に吊り方を表すことができるよ。
吊り荷に玉掛け用具を掛ける方法については
下のページで詳しく説明しているから気になる人は読んでみてね。
最後になったけれど、今説明した「◯本吊り」「◯点吊り」って表現の仕方が絶対!って訳ではないよ。
色んなところで色んな言い方がされているんだ。
大洋製器工業や玉掛け作業の安全に係るガイドライン、日本クレーン協会HPでは、
「◯本吊り」「◯点吊り」って表現されているんだけれど、
ワイヤロープスリングのJIS規格(JIS B 8817)では、
◯本吊りのことを「1本形」「2本形」と表現されているよ。
今回は、「◯本吊り(吊り本数)」「◯点吊り(吊り点数)」の違いについて説明したよ。
分かってくれたかな?
今日も一日ご安全に!