危険!その玉掛け作業!!~吊りクランプ編~

君たち!オリンピックは見ているかい?僕は毎日見ているよ。

どの競技も熱戦で、柔道も見たいし、水泳も見たい、バレーボールもサッカーも卓球も、

全部見たくて毎日寝不足だよ!

 

さて、ここから本題に入るよ。

今回は、「吊りクランプを使った玉掛け作業の危険な例」を2つ紹介するよ。

 

まず、吊りクランプについて紹介すると、

吊りクランプは鋼板などを吊り上げ・運搬に用いられる玉掛け用具で、

クランプの開口部に荷を挟んで吊り上げるんだ。

シャックルやフックなどを引っかけるところがないものを吊る時に使われることが多いかな!

 

種類は、大きく分けて「縦つり用」と「横つり用」の2種類があって、

吊り荷を吊った時に、開口部が下に向くのが縦つり用、横に向くのが横つり用だよ。

また、縦つり横つり兼用のものもあるよ。

 

ここで、危険作業①

H鋼の向きを変えるために吊り上げる際(立て起こし・反転作業)、

吊り上げ途中で、横つりから縦つりに変わるにも関わらず、横つり用クランプを使って作業をしていた。

 

心あたりはいないかい?

縦つりになる状況で「横つり用クランプ」を使用してはいけないっていうのは、分かるよね。

作業中にクランプが横つりから縦つりに変わるような、立て起こし・反転作業の場合は、

縦起こし・反転作業が可能なクランプを使ってくれよな!

 

今、「ん?縦・横兼用のクランプを使えばいいんじゃないの?」って思った人もいるかな。

そう思っちゃう気持ちも分かるんだけれど、

実は、縦・横兼用クランプには、縦起こし・反転作業に対応しているものと、していないものがあるんだ。

これはメーカーや商品によって様々だから、縦起こし・反転作業に対応しているって記載があるものを

使用するようにしてね。

 

危険作業②

鋼板を吊りクランプを使用し吊り上げる際、つかみ部に油が付着していた。

 

想像しただけで、怖いね。

最初に説明したんだけれど、クランプは荷を挟んで吊り上げる用具だよ。

その挟む部分、荷と吊りクランプの接触面に油が付着していたら、荷が滑って落下してしまうよ。

だから、使用前には、吊りクランプと荷の接触面には油や塗料などが付着していないか確認してくれよな。

油や塗料の他に、雨でも滑りやすくなるから注意が必要だよ。

 

今日は、吊りクランプを使った玉掛け作業の危険な例を紹介したよ。

どうだい、心当たりのある作業はあったかい?

もし、このブログを読んでドキッとした君は、今日から気を付けてくれよな!

今日も一日ご安全に!

 

 

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