「はい」「はい作業」って何のこと?

突然だけれど、9月3日が何の日か知っているかい?ヒントは語呂合わせだよ。

答えは「グミの日」だよ!

グミなどを製造しているお菓子メーカーが「グ(9)ミ(3)」の語呂合わせにちなんで、

記念日を制定したんだって。最近いろんな種類?食感?のグミが売られているよね!

僕は、噛みごたえのあるハード系とジャリジャリ食感のパウダー付きのグミが好きなんだ。

これ系で、おすすめのグミがあったら教えてくれよな。

 

さて、ここから本題に入るよ。

君たち、「はい」って聞いたことあるかな?

返事の「はい」とか、物が燃えた後の「灰」とは違うよ。

僕は最初に聞いたとき、聞き間違いじゃないか「はい?はい?」って何回も聞き返したら

なんか煽ってるみたいになっちゃったんだ。

君たちがそんな状況にならないために、「はい」と「はい作業」について説明するよ。

 

「はい」「はい作業」とは、工場や倉庫などの作業現場で使われる言葉で、

「はい」は、倉庫や上屋・土場に積み重ねられた荷の集団のことだよ。

例えば、袋物や箱物、木材、鋼材とかね!フレコンバッグが積み重ねられているのものも当てはまるよ。

(小麦・大豆・鉱石などのバラ物の荷はこれに当てはまらないみたい。)

 

次に、「はい作業」とは

・崩れないように安全に積む「はい付け」

・崩さないように安全に荷を下ろす「はいくずし」

・はい上で結束を外す

・はい上でものをばらす作業

・はい上での検数や点検

などの作業が該当するよ。

 

「はい作業」をしたことある人は少ないかもしれないけれど、

「はい」を見たことある人は意外といるんじゃないかな?

 

見たことある人なら分かるかもしれないんだけれど、この「はい作業」

墜落・転落、飛来、荷の落下による災害など、労働災害を伴う危険性の高い作業なんだ。

その危険性の高さから、労働安全衛生規則で様々な規則が定められているよ。

その中から特に、気をつけてほしいことを3つ紹介するね。

 

1.作業主任者の選任

「はい」の高さが2m以上あるときの、はい付け・はいくずし作業は

「はい作業主任者技能講習」を修了した人の中から作業主任者を選任し、作業の指揮をとってもらうこと!

これ、知っていたかい?

講習を受けないといけないんだ!って驚いた人もいるんじゃないかな。僕も驚いたよ。

やっぱり2m以上の高さにもなると、より危険度が増すんだね。

はいの高さは、床から荷物の最上部までの高さを指していて

「はい作業主任者技能講習」は、満18歳以上で「はい付け」または「はいくずし」の作業に

3年以上従事した経験がある人が、受講することができるよ。

(労働安全衛生規則 第428条 参考)

 

2.はいの崩壊防止

はいの崩落、荷の落下の危険性が高いと考えられるときは、

①荷崩れ防止フィルムや荷崩れ防止バンドを使用する

②くい止めを施す

③はい替えを行うこと

などして、荷の落下を防止すること!

(労働安全衛生規則 第432条 参考)

 

3.はいくずし作業

はいくずしを行うときは、中抜き・下抜きをしないこと!

どんなにきれいに積み上げていても、中抜きや下抜きをしたら崩壊する危険性が高いよ。

(労働安全衛生規則 第431条 参考)

 

僕が選んだ3つの気をつけてほしいことを紹介したよ。分かってくれたかな?

本当はもっと細かく定められているんだ。

もしよかったら、下に今回参考にしたサイトのリンクを貼っておくからチェックしてくれよな!

今日も一日ご安全に!

 

参考サイト

中央労働災害防止協会HP 「労働安全衛生規則 第二編 第七章 荷役作業等における危険の防止」

厚生労働省 新潟労働局HP 「はい作業による労働災害を防止しましょう」★チェックリストあり!

 

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