ワイヤロープの荷姿
今回は、端末加工がされていないワイヤロープの荷姿を3種類紹介するよ!
わっぱ巻
わっぱ巻は、一般的に径の細いロープ、長さの短いロープ、質量の軽いロープなどによく用いられ、
木枠などに巻かずロープのみで輪状になっているものだよ。次に紹介するコイル巻きとよく似ているんだけれど、束の大きさに対して輪の内径が大きいことが特長かな。
ちなみに「わっぱ」という言葉は、端末加工がされているワイヤロープでは両端のアイ部ことを指すんだ。
わっぱの他にも「蛇口(へびぐち)」「B寸法」「ワサ」と呼びかたが色々あって、知っていたらいつか役に立つ日がくるかも?
コイル巻
コイル巻は、わっぱ巻と同じで木枠などに巻かずロープのみで輪状になっているもので、
わっぱ巻よりも長いけれど、次に説明するドラム巻よりもロープ径が小さくて短いロープに用いられる荷姿だよ。
わっぱ巻よりも輪の内径が小さくて、長いロープをコンパクトにまとめられているんだ。
ドラム巻(ボビン巻)
ドラム巻はボビン巻とも言われ、わっぱ巻・コイル巻よりも径の太いロープや長いロープ、特殊構造のロープに適用される方法で、下の写真のドラムと呼ばれる枠にワイヤロープを巻いているものだよ。
ドラムは一般的に木材が使われるんだけれど、
SUSワイヤロープなど、径が細くて、長さの短いロープには合成樹脂のドラム、
質量の大きい場合や現場での保管期間が長い場合などは、鉄製のドラムが使われるよ。
ドラムの他に「リール」「巻枠」と呼ばれることや、素材によって「木枠」「鉄枠」と呼ばれることもあるんだ。
ドラムの荷下ろし時についての注意点は、過去に詳しく説明しているブログがあるからチェックしてみてね。
今回は、端末加工がされていないワイヤロープの荷姿を3種類紹介したよ。
分かってくれたかな?
ところで、明日21日は冬至で、来週はもうクリスマスだよ。
毎年1年あっという間だけれど、特に今年は夏が長かったからか余計に早く感じるね!
クリスマスは何を食べるかもう決めたかい?
僕は、ついに新しいオーブントースターを手に入れたから
グラタンとか焼いちゃおっかな!
今日も一日ご安全に!