今回は「今月の一品!」ということで、
大洋製器工業のVフックシリーズ「Vフック・Vベルフック・Vフックフラット」を紹介するよ。
3品じゃん!って思ったよね。僕も書きながら思ったよ!
Vフック
まずVフックは、「外れ止め金具が破損しやすい」という声から生まれた製品で
①強い外れ止め金具②ロープ外れ現象を防止③口幅サイズが大きい、といった特長のフックだよ。
①強い外れ止め金具
従来のフックは横からの荷重に弱くて、金具も簡単なものだったんだ。
そこでVフックは、外れ止め金具を二股のツメにし、横ずれを防ぐ構造にすることで飛躍的に強度が向上したんだ。
②ロープ外れ現象を防止
外れ止め金具の先端とフックの先端をフラットにすることによって、
ロープが引っ掛かるところがなく、ロープの立ちによる外れを防止しているよ。
③口幅サイズが大きい
荷が掛けやすいように、従来のフックより口開きのサイズを大きく設計しているんだ。
とっても魅力的な製品だよね!
このVフックの良いところをそのままに、新たに開発されたのが「Vベルフック」と「Vフックフラット」だよ。
Vベルフック
Vベルフックは、一言で紹介すると「Vフックにスイベル機能をつけた製品」だよ。
①スイベル式でスリングの撚りを防止
スイベル機能が付いているからスリングの撚りがとれ、スリングの傷みを防ぐことができるよ。
また同時に荷の回転も防ぎ、吊り荷の向きの調整も簡単に行えるよ。
②繊維スリングの耐久性が向上
通常のスイベルフックよりもアイ上部のR(角の丸み)を大きくしたことで、
繊維スリングの耐久性向上を図っているよ。
③アイ部全体が広く、サイズにあったシャックル等を直接連結可能
実はRだけじゃなくアイ部全体を広く設計しているんだ。
だから、シャックル等を連結するときも無理なくできちゃうよ。
④吊り角度90°を刻印
フックの下部に90°の刻印が入っているから、作業中吊り角度の目安にすることができるよ。
吊り角度が広くなりすぎていないか一目でわかるから安心だよね。
Vフックフラット
Vフックフラットは、繊維スリング特化型フックだよ。
アイの形を工夫したことで、より繊維スリングに優しい設計になっているんだ。
①繊維スリングへの面圧を均一化
アイ上部をストレートにしたことで、繊維スリングへの面圧が均一化されるようになっているよ。
②繊維スリングとの擦れを低減
ここから下は、Vベルフックの特長とほとんど同じになっているよ。
通常のスイベルフックよりもアイ上部のR(角の丸み)を大きくしたことで、
繊維スリングの耐久性向上を図っているよ。
③アイ部全体が広い
Rだけじゃなくアイ部全体を広く設計することで、太い繊維スリングも通しやすいよ。
④吊り角度90°を刻印
フックの下部に90°の刻印が入っているから、作業中吊り角度の目安にすることができるよ。
3つそれぞれの良いところが伝わったかな?
今日も一日ご安全に!