
偏荷重吊りが簡単に!ワイヤバランサーの使い方
前回、新製品「重心調整吊り具 ワイヤバランサー」の特長を紹介したんだけれど、
今回は使い方について話していくよ。前回ブログをまだ読んでいないって人は、ここから読んでくれよな。
基本の使い方 重心位置の比率・吊り角度
まずは、基本の使い方。重心位置の比率と吊り角度についてだよ。
重心位置の比率は、重心から吊る位置までの距離(長さ比率)が「短側:長側 = 1:4」以内にしてくれよな。
例えば有効長が1mの場合、0.2m(1):0.8m(4) だったらOK。0.1m(1):0.9m(9) だったらNGだよ。
また、吊り角度は必ず90度以内で使用してね。
重心までの距離比率「短側:長側 = 1:4」以内、かつ吊り角度90度以内の場合
使用荷重の変更なしで安全率5倍を保証するよ。
使用方法(吊り位置調整) 1方向ずれ
次に使用方法だよ。上のイラストのように、
吊り荷の重心が中心から幅または奥行きのどちらか一方のみにずれている場合は、
ワイヤバランサー1台または2台で対応することができるんだ。
作業前には必ず無負荷で吊り上げ、ワイヤロープのねじれを戻してくれよな。
1. 重心位置の把握
吊り荷が完全に地切りしない程度にクレーンを上げて、
吊り荷の重心位置がどの方向にあるのか、おおまかに把握するよ。
このクレーンの位置と重心があっていない状態で、完全に地切りすると荷振れしちゃうから、
地切りしないように注意してね。
2. 重心位置合わせの準備
重心位置がだいたい分かったら、クレーンを下げて吊り荷をおろし、
さらにシーブに巻いているワイヤロープの輪が大きく膨らむまで下げるんだ。
3. 重心位置合わせ
クレーンを移動させ、ワイヤバランサーを重心側に移動させるよ。
この時、2の輪が小さいとワイヤバランサーが動きにくいよ。
4. 重心位置合わせの完了
吊り荷が水平になっているかを確認しながらゆっくりクレーンを上げ、
傾きがなければ完全に地切りをして完了だよ。
まだ吊り荷が傾いている場合は、2~4を繰り返して吊り荷が水平になるように調整してくれよな。
使用方法(吊り位置調整) 2方向ずれ
上のイラストのように、吊り荷の重心が中心から幅・奥行き共にずれている「2方向ずれ」の場合は
ワイヤバランサー2台または3台で対応することができるんだ。
ただ、この使い方は言葉だけではちょっと伝わりにくいから、動画を用意しているよ!
1方向ずれの解説動画も入っているから、ぜひチェックしてくれよな。
誤った使い方・注意点
次に、誤った使い方・使用時の注意点を紹介するよ。
誤った使い方
①吊り荷の角にワイヤロープが接触する
→ 吊り方を変える必要があるよ。
②接地面が平面でない場所での使用(出っ張り、傾斜等)
③ワイヤバランサーが水平より上に傾く
→ 重心側に吊り位置を再調整してね。
使用時の注意点 吊り位置の調整時
ワイヤバランサーの吊り位置調整時、吊り荷より外にクレーンがある状態になる場合があるんだ。
その状態で完全に地切りを行うと、吊り荷がクレーン方向へ振られてすごく危険だよ。
だから完全に地切りしない程度にクレーンを上げながらクレーンの位置を移動させてね。
今回は、ワイヤバランサーの使い方を紹介したよ。
分かってくれたかな?もっともっと詳しい使用方法や注意事項は、
取扱説明書やさっき紹介した取扱説明動画をチェックしてくれよな。
そういえば、3月末でビエネッタが販売終了になるね。
最近は食べてなかったんだけれど、販売終了のニュースを見て
最後に食べたいな~と思ってスーパーに買いに行ったけれど、もう見つからないね。
今日も一日ご安全に!