ヤークの爪の先端吊りは、破断する危険が潜んでいる!≪〇〇な吊り方は〇〇な危険が潜んでいる! シリーズPart2 第3回目≫

先々週から、高齢者が運転する車の事故が
毎日のようにニュースで報じられているね。

70歳以上の人が運転免許証を更新する時には、
高齢者講習、シニア運転者講習、チャレンジ
講習+特定任意運転者講習のいずれかを受講
しなければいけないそうだよ。

そういった講習を受けていても、気を抜くと
事故を起こしてしまうんだね。

運転免許の講習とは種類が違うけど、
玉掛け作業を行っている君たちは、
玉掛け技能講習を受けたことがあるよね。

このブログで安全な玉掛けの方法を振り返って、
気を緩めず作業をしてくれよな!

 

さて、今回の話題に入ろう。
今回は「ヤークの爪の先端吊りは、破断する
危険が潜んでいる!」と題して書くよ。

君たちの現場にヤークはあるかい?

上の画像がヤークだよ。

ヤークは鋼板吊り作業に使う2本爪の玉掛け
用具で、鋼板に爪を掛けて使用するんだ。

ヤークは原則4個で使用することなど、
安全に作業するための決まり事がいくつか
あるんだ。

その決まり事については、カタログの45ページで
詳しく書いているからココを確認してくれよ。

ヤークの爪って、引っ掛けやすい形状で
使いやすそうだよね。例えば・・・

君たちの中で、上の絵のような使い方を
している人はいるかい?

このような使い方は危険なんだ。

横たわっている鋼板にヤークの爪を引っ掛けて、
立て起こししようとした場合、爪の先端だけに
荷重が掛かる状態(=先端吊り)になるんだ。

ヤークを先端吊りで使用すると変形をしたり、
破断する危険もあるから、絶対にしては
ダメだよ。

ヤークは原則4個で使用し、鋼板を水平に吊る
玉掛け用具だってことを覚えておいてくれよ!

 

今回は君たちに「先端吊りの刑」に遭った
ヤークの傷みを知ってもらうために、こんな絵を
準備したよ・・

指の先端に荷重が掛かるとキツイよね。

ヤークも同じで、爪の先端吊りは痛くて
変形や破断するかもしれないから、
先端吊りは厳禁だって覚えておいてくれよな!

 

君たち、今日も一日ご安全に!!!