鋼板を重ねてヤークで吊ると、滑って落ちる危険性があるよ!≪〇〇な吊り方は〇〇な危険が潜んでいる! シリーズPart2 第4回目≫
先週、大分市が企画した「湯~園地」が
SNSでの拡散から話題になったね。
温泉郷別府を宣伝するために製作された、温泉と
遊園地を融合させたアミューズメント施設
「湯~園地」で遊ぶ人々を描いた動画だけど、
君たちは見たかい?
面白いよね。
この動画は公開から73時間で再生回数
100万回を突破したそうだ。
このように面白い企画はSNSで
一気に拡散する時代なんだね。
僕もこのブログが拡散され、玉掛け作業に関する
ことが広まれば嬉しいよ。
そうなるように、これからも発信していくから、
君たち、応援をヨロシクな(笑)
さて今回の話題に入ろうと思うけど、
前回はヤークの爪で先端吊りが危険だという
内容だったけど、覚えているかい?
忘れちゃった君たちは、ココから
読み返してくれよ。
今回もヤークに関する話題で、
「鋼板を重ねてヤークで吊ると、滑って落ちる
危険性があるよ!」と題して書くよ。
前回のブログで、ヤークは原則4個で使用し、
鋼板を水平に吊る玉掛け用具だって書いたよね。
君たちの中で、下の絵のような使い方を
している人はいるかい?
大きさの違う鋼板を積み重ねて吊り上げている
けど、この吊り方は危険なんだ。
大きさの違う鋼板を積み重ねた場合、上の絵の
通り、重心位置がセンターではないんだよ。
分かりやすく言うと、荷のバランスが悪いということ!
バランスが悪い状態で吊り上げると、荷が傾いて
鋼板が滑り落ちる危険があるんだ。
このような危険な目に遭わないように、
鋼板を重ねる場合は、同じ幅、同じ長さの
鋼板を重ねるようにしてくれよ。
また同じサイズの鋼板を重ねて吊る時にも注意が
一つあるんだ。
それは、重ねた鋼板が滑らないように鋼板同士を
固定させる必要があるってこと。
固定させるにはベルトラッシングなどを
使ってくれよ。
同じサイズの鋼板を重ねていても、鋼板が滑ったら
荷が傾いて落下する危険があるんだ。
このような危険な目に遭わないようにするには、
下の画像のようにしてくれよ。
ヤークを使った鋼板の重ね吊りの場合は、
・同じサイズの鋼板以外は重ねない
・鋼板を重ね吊りする時には、荷を固定する
上記の2点を絶対に守ってくれよな!
重ねて滑ると言えば・・
「笑点」でおなじみの座布団をイメージしたよ。
同じサイズの座布団の端を合わせて置かないと、
バランスが悪く、滑り落ちちゃうよね。
もう十分、分かってくれたと思う。
鋼板を重ね吊りする時は、滑らないようにして
安全な作業をしてくれよな!
今回で「〇〇な吊り方は〇〇な危険が潜んでいる!
シリーズPart2」は一旦終ろうと思うけど、
Part3の公開まで心待ちにしててくれよ。
次回からワイヤロープに関する内容を紹介
するから、来週も読んでくれよな!!
君たち、今日も一日ご安全に!!!