おたふくシャックルとは?こんな作業の時に選ぶよ
前回のブログで、「シャックルは玉掛け作業や連結作業になくてはならない存在」と書いたけど、
実際シャックルを使うに当たり「 何を選べば良いのか分からない?」 と言う君たちに、シャックルの選び方について教えよう。
シャックルの形
シャックルには、大きく分けてストレート形とバウ形が有るよ。
通称「ストレートシャックル」と「バウシャックル」だ。
ストレートシャックルの意味は名前の通りストレートだ。
どこがストレートかは見て分かるよね。
“バウ”シャックルの意味
「じゃぁ、バウ形シャックルってなに?」って思っちゃうよね。
バウシャックルを英語表記だとBow Shackleなるよ。
Bow=弓
上の画像を見てみるとストレートシャックルのストレート部分が弓なりになっているよね。
だからバウシャックルって言う。
そしてこのバウシャックルは、この「しもぶくれ 」の形から、別名「 おたふくシャックル 」と呼ばれたりしている。
なんとなく、分かるような気がするよね!
ストレートシャックルとバウシャックルの使い分け
「 じゃあ、ストレートとバウシャックルの使い分けってどうするの?」 ってことになる。
通常は、ストレートシャックルを使うことが多いようだ。これは、「 昔から使っているから」って言う 場合が多い様だが、同じ使用荷重のバウシャックルと較べて「 質量が軽い」 「 値段が安い」と言う特徴が有るよ。
バウシャックルは、見た目の通りフトコロが大きく複数のロープを掛けて使う場合に適している。
シャックルに複数ロープを掛けるときは、絶対にロープ同士が重なることがないようにしなければならない。重なった取り付け方をすると、ロープ同士が擦れ合ったり、潰しあったりしてロープが損傷する。しかも力がロープに均等にかからなくなり危険な常態になるから気をつけろよ。
バウシャックル(おたふくシャックル)を選ぶポイント
- 複数のロープを掛けて使う場合に適している
シャックルに複数ロープを掛けるときは、ロープ同士が重なりにくいバウタイプ(おたふくシャックル)をおすすめする。
君たち、おぼえておいてくれよ!
参考サイト