“吊り天秤”吊る位置は、上下左右のバランスを均等に!≪玉掛け作業 でやってはならないアレコレ≫シリーズPart2 第2回目
今の時季、「寒い、寒い」と言うのは当然・・
二十四節気で言うと“大寒”、文字通りの
寒さだよね。
僕は会社で始業前にラジオ体操をしているんだ。
寒いこの時季、体操前は体が縮こまっているけど
体操後は背筋が伸びているような気がするよ。
背中を丸めて出勤している人は、ラジオ体操を
してみなよ。きっと、清々しい気持ちで
始業時間を迎えることができると思うよ。
さて、本題に入っていこう。
前回から「玉掛け作業でやってはならない
アレコレ!シリーズPart2」をスタートしているよ。
このシリーズは、君たちが普段おこなっている
作業のなかに、実は誤りがあるかもしれないと
感じてもらい、そして作業方法を見直す機会に
してほしいという気持ちを込めて書いているんだ。
今回は吊り天秤に関する話題で、「“吊り天秤”
吊る位置は、上下左右のバランスを均等に!」
と題して書くよ。
君たちは、吊り天秤を知っているかい?
上の画像は吊り天秤の一種だけど、荷をバランス
良く吊りたい時や、ワイヤロープなどを荷に緩衝
させたくない時に使われる物なんだ。
吊り天秤の活用事例などは、ココで詳しく
紹介しているから、参考にしてくれよ。
まず吊り天秤を使っている人に質問だけど、
下の画像のような、多数の吊りピースが付いて
いる吊り天秤を使っている人はいるかい?
この形状の吊り天秤は、吊り位置を選択できる
から、様々なサイズの荷を吊り上げる現場で
好んで使われているんだ。
下の画像のような吊り方をしている人は要注意だ。
この吊り方は、天秤の上下左右に掛かる
荷重のバランスが悪いんだ。
つまり、吊り方としては誤りなんだよ!!
荷重の掛かり方がアンバランスな状態で天秤を
使用していると、荷がバランスを崩し落下したり、
吊り天秤が歪んで破損する危険性があるんだ。
このような危険を起こさないように、吊り天秤を
使用するときは、上下左右のバランスを考え
荷重が均等に掛かる吊り位置に、スリングを
取り付けるようにしてくれよな!
補足だけど、吊り天秤の上部と下部に
吊りピースが対象に付いていない場合が
あるよね。
この場合、上の画像のように左右均等に荷重が
掛かるようにスリングを取り付けて使用すれば
OKだよ!
もし、現在ご使用中の吊り天秤の仕様や、玉掛け
作業に不安があるなら、ココから問い合わせを
してくれよ。僕たちから回答させてもらうよ。
スリングの取り付ける位置、つまりポイントが
大事ということから、こんなことを想像したよ・・
「取り付ける位置」=「吊る位置」・・
釣りもポイント(釣る位置)が大事だよね。
ポイントが悪い場合、GOODな釣果は
期待できないもんね。
吊り天秤を使用する君たちは、上下左右の
バランスを考えて、吊るポイントを間違わない
ようにしてくれってことだよ!
君たち、今日も一日ご安全に!!!