先週は水曜から木曜にかけて、全国的に春の嵐に
なったよね。僕が住んでいる地域では、夜中から
明け方にかけて暴風が吹いたんだ。
ふと思ったんだけど、仕事を終えて現場を離れる
とき、玉掛け用具をクレーンのフックから取り外し
ているかい?
「毎回使うんだから、わざわざ取り外さないよ」
など、“取り外していない”と思った人は
要注意だ!
君たちがいない間に、玉掛け用具が強風で
あおられた場合、周囲の物に当たって破損させる
危険性があるよ。
まだまだ春の嵐になる可能性がある時季だから、
現場を離れるときは、玉掛け用具をクレーンの
フックから取り外すことを忘れないでくれよな!
そろそろ本題に入ろうと思う。前回は「玉掛け
作業の基本を振り返っちゃいなよ!」と題して、
シャックルの点検について書いたけど、覚えて
いるかい?内容が薄れちゃっている人は、
ココから読み返してくれよ。
今回は“ワイヤロープの点検”について書くよ。
ワイヤロープの点検は、まず目視で素線切れ、
摩耗、キンク、形崩れ、錆などの有無を確認し、
もし摩耗している場合はノギスで計測して廃棄
基準に達していないか確認するんだ。
廃棄基準に達しているワイヤロープは、誤って
使用しないように、即時廃棄するようにしてくれ
よな。
とは言うものの、どういった状態のワイヤロープ
が、廃棄すべきものなのか判断が難しいと思って
いる人が多いと思う。
なので、廃棄すべきワイヤロープの画像と一緒に、
点検方法などを記載したカタログを段取りした
から、ココを確認してくれよ。
“カタログが欲しい”“もうちょっと教えてよ”という
人は、ココから問い合わせをしてくれよ。
僕たちから説明させてもらうよ。
玉掛け用具の点検をしている時をイメージしたら、
日常生活にもこんなことが・・
「食べられる?食べられない?」と悩んだ結果、
「もったいないから食べちゃえ」という日常生活。
・・・その結果、「お腹がぁーーっ!!」という
事態になっちゃった事って聞いた事、あるよね。
玉掛け用具の点検時に、微妙な傷み具合の玉掛け
用具を見て「廃棄?まだ使える??」って悩んだ
時は、無理をして後で痛い目に遭わないように
廃棄した方が良いと思うよって話だよ!
君たち、今日も一日ご安全に!!