衝撃画像!?シャックルにこんな事しちゃってないかい

前回のブログでシャックルの使い方について書いた。
そこの画像に横荷重がかかっている以外の問題について書いたが君たち、覚えているかい。

前回ブログ シャックルの使い方

 

君たち、もちろん分かったよね。
正解は、「割りピンがついていない!」ことだ。
割りピンがついていないとナットがゆるんで外れ、ボルトが抜け落ち吊り荷が不安定な状態になる。
これは以前のブログに書いてあるから、君たちには簡単だったね。

割りピンについて

さて、前回のブログの話はこれぐらいにして、今回はシャックルのやってはいけない事について書こうと思う。
シャックルに別の物を溶接して、勝手に改造して使っていることがあるんだ。

シャックルに取っ手やボルトがついている画像だ。
取っ手に何か引っ掛けたり、ボルトを捻じ込んで吊ったりしているようだ。

これなんて、衝撃だよね!何がやりたかったのか、意味不明だ。

こんな状態のシャックルは、明らかに問題がある。
それは、シャックルに溶接をして改造している事だ!
シャックルに別の物を溶接すると、熱の影響により材質変化が起こるんだ。
熱処理を施した合金鋼に溶接などの熱が加わると材質の変化が起こる。
合金鋼のシャックルに材質変化が起こると、もろくなり、割れや亀裂などが発生し強度低下を招きシャックルが破損しやすくなる。

更に、溶接をして改造されたシャックルは、本来のシャックルの使い方と違う使い方をしていることがよくあるんだ。
本来の使い方で無いと言う事は、何のテスト、検査・検証も受けていない何の保障も無い状態でシャックルを使っていると言うことになっちゃう。
君たちにも、危険だってことは分かるようね。

こんな状態のシャックルは、もはや吊り金具、連結金具として荷重のかかる作業に使ってはいけない。
シャックルなどの吊り金具は、便利だからって理由などで、勝手に改造する事は非常に危険な行為で、改造した事が原因で起こった事故に対してメーカーとしても責任が取れない。

例えば、車を改造して壊れたとしても、メーカーは保障してくれないのと同じことだ。

こんな車だと、メーカーが保障してくれない。そもそも、この車は法律にも違反しているけどね。

君たち、シャックルを勝手に改造しちゃダメだよ!
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