みんな仕事をしていると思ったら大間違いだよ
吊り具の吊り方についてだ。
吊り具はモノを吊り上げるために使われる用具の総称で、いろいろな部材が組み
合わさって使われることはすでに書いたよね。
下の画像の吊り具、ワイヤロープや吊りチェーン・繊維スリングなどを総称して
スリングって言うんだ。
ここでは、スリングを使った吊り方について書こうと思う。
吊り具の使用荷重はトータルで考える事が必要な事はもうすでに書いてきたが、
実際使う場合は複数のスリングを一緒に使うことがよくある。
そんなときには、注意する事があるんだ。
それは、掛け数と吊り角度による使用荷重の計算が必要になると言うことだ。
掛け数とは、ワイヤロープなどのスリングの本数の事で、掛けている本数により
1本なら1点吊り、2本なら2点吊り・・・・100本なら100点吊りになる。
100本掛けることは無いけどね。
掛け本数が増えれば、その分使用荷重は増えるんだけどそう単純には行かない。
掛け本数が増えれば増えるほど、スリングに均等に荷重がかからなくなる。
それは、スリングすべての長さが全てまったく同じなんてことは稀だし、作業現場や
吊り荷の状況などで均等に荷重がかかるなんてことはまずないからなんだ。
こんなときは、圧倒的に短い方のスリングに荷重がかかっちゃう。
また、吊り本数が3本以上になってくると荷重の均等が難しく、仕事をせずに
遊んでいるスリングが出てくるんだ。
まるでカオスだ!
これじゃ、ほとんどのロープは遊んでいるか、力を発揮していないよね。
こんなバカな吊り方をする人はいないと思うけど。
つぎに、吊り角度についてなんだけど、フックなどに掛けられたスリングの
間の開き角度の事を言うんだ。
大切な事なんで吊り角度のことは来週詳しく書くことするよ。
掛け本数の話も出てくるんで、しっかり良く読んどいてくれよ。
君たち、見に来てくれよ!
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