こんな吊り具があったら便利!

4月25日は“歩道橋の日”という記念日に
制定されているんだ。

街のあちこちにある横断歩道橋だけど、日本で
初めて完成したのは何年ぐらい前か君たち、
知っているかい?

なんと、50年以上も前のことなんだ。
1963年4月25日、大阪駅前に完成した歩道橋を
日本初とし、その日を“歩道橋の日”としたんだ。

しかし実は、大阪駅前に歩道橋が完成する
4年前の1959年6月27日に、愛知県清須市内で
先に完成していたことが記念日制定後に発覚
したけど、“歩道橋の日”が4月25日から変更
されることはなかったという、裏話付きの記念日
なんだって。

 

さて、そろそろ本題に入るよ。

荷には、いろんな形状があって、
「この荷、どうやって吊るの?」
「吊ったら、ワイヤロープがすぐに痛むから、
他に良い吊り方はないの?」などなど、
君たちを悩ませている荷があると思う。

なので、今回は“こんな吊り具があったら便利!”
と題して、安全な玉掛け作業の方法を書くよ。

鋼材を玉掛けする人はいるかい?
鋼材ベタ置き
建設現場の資材置場などでよく見るけど、
上の絵はH鋼を地面にベタ置きしている
状況を示しているんだ。

通常、H鋼を玉掛けするとき、吊りクランプを
使うことが多いよね。でも何らかの事情で、吊り
クランプが現場に無いとき、下の絵のような
玉掛け作業をしている人はいないかい?
鋼材ベタ置き _シャックル使用
シャックルを使ってH鋼を吊り上げている作業を
示しているけど、この吊り方は、誤りなんだ。

シャックルの本体とH鋼が緩衝していることに
注目してくれよ。
シャックル使用_傷
緩衝している箇所を支点としてテコの原理が
働き、シャックルが歪んだり、破断することも
あるんだ。だから、絵のようなシャックルの
使い方はしないでくれよ。

では、吊りクランプを使わず、どのように
H鋼を安全に吊り上げるのかというと、僕は
特注で吊り冶具を制作したんだ。

その吊り冶具は、H鋼の吊り上げや、立て起こし
をするときに、シャックルがH鋼と緩衝せずに
玉掛け作業が安全にできる優れものなんだよ。

どんなモノか興味がある人は、ココから
問い合わせをしてくれよ。

大洋製器工業では、君たちの現場に合った
吊り冶具の強度計算から設計、製作まで対応を
しているんだ。

日頃、玉掛け作業で何らかの悩みがある人は、
僕たちが解決のお手伝いをさせてもらうから、
ココから相談をしてくれよな。

 

“あったら便利なモノ”をイメージしていたら、
こんなのを思いついたよ・・
絵_20170424
“荷重変動シール”なんてモノができれば、
重量物の玉掛け作業で四苦八苦することが
無くなって・・それって究極だよね。

現代では無理かもしれないけど、将来はそんな
モノがあるかも知れないね。

 

君たち、今日も一日ご安全に!!