ロープ径と同じサイズのワイヤグリップが規格に無いときはどうするの? ≪問い合わせピックアップ 第3回目≫
いや==(汗)暑くなってきたと思ったら
夜は冷えたり、君たち体調は大丈夫かい!!
暑いと言えば「クールビズ」が今年も実施されたね。
ぽっちゃりな僕には、ありがたい制度だけど
君たちも、ぽっちゃり・・・じゃなくて
体調に気をつけて温度設定しちゃいなよ!!
さて、そろそろ本題に入ろうと思うけど、
君たちの作業現場にワイヤグリップは
あるかい?
上の画像はワイヤグリップの一例だけど、ワイヤ
グリップは、ワイヤロープをU字に曲げて留める
ために使うものなんだ。
今回は、このワイヤグリップについて
“ロープ径と同じサイズのワイヤグリップが
規格に無いときはどうするの?”という質問を、
君たちと共有しようと思う。
作業現場で比較的多く使われるワイヤロープの
太さって9mmが多いんだけど、下の表を見てほしい。
この表は鍛造ワイヤグリップの規格表だけど、
さっき言った比較的多く使われるワイヤの太さ
9mmが規格表で見当たらないよね。
ということで、悩んだ作業者の方から
“9mmのワイヤロープには、どのワイヤグリップを
使えばいいの? 8mm? 10mm?”と問い合わせを受けたんだ。
答えは・・
10mm用のワイヤグリップを使ってくれよ。
表の数値は、JISでワイヤグリップを取り付けた
ワイヤロープの引っ張り試験をおこない、結果をもとに、
ロープの太さに対して使用するワイヤグリップの「呼び」を
決めたんだよ。
君たち試験結果とか、数値とか難しいよね!
じゃあ、覚えやすいように簡単に説明しちゃうよ!
ワイヤロープの太さが規格表にある場合は同じ「呼び」の
ワイヤグリップを使っちゃいなよ。
そして、質問のように規格表にない場合は
使用するワイヤロープの太さより、1サイズ大きい「呼び」の
ワイヤグリップを使ってくれよ!
じゃあなぜ1サイズ大きいのを使うのか、それは
ワイヤロープの太さより、小さなワイヤグリップを使うと
取付けの際に、サイズが窮屈な事でワイヤロープが浮いて
しまったり、押しつぶしたような事になりワイヤロープを
傷つけてしまうことがあり危険だからなんだ!
表と照らし合わせて例を言うと
Q.8mmのワイヤロープを使用する場合は
A.取付けるワイヤグリップは 「呼び」F8
Q.9mmのワイヤロープを使用する場合は
A.取付けるワイヤグリップは 1サイズ大きい「呼び」F10
どうだい、君たちはこの分かりやすい内容で
覚えて、ロープにマッチしたワイヤグリップを
取り付けるようにしちゃいなよ!
そういえば、
マッチといえば、この前、今年の夏用に服を
買いに行ったんだけど、今まで買っていたサイズを
試着したら悲しい結果になったんだ。そんな場合は
1サイズ大きいモノを選んじゃいなよ!!
君たち、今日も一日ご安全に!!