亀裂が入ったら土下座でも修復不能!!
君たち、待たせたね。
前回のブログ更新が8月6日だったんで、3週間ぶりのブログの更新だ。
君たち、夏季休暇楽しんだかい?
僕は、充電しすぎでちょっぴりメタボ気味になっちゃったよ!
今回から通常の更新になるから君たち見てくれよな。
さて、前置きはこれぐらいにして本題に入るとしよう。
前回、前々回の続きでシャックルの点検についてなんだ。
何度か書いてるけど、シャックルの点検には4項目ある。
1、アークストライクがないか点検
2、本体及びボルト・ピンが変形していないか点検
3、当たりキズ、切り欠け・亀裂がないか点検
4、クラウン及びボルトが摩耗していないか点検
これがその4項目なんだ。
1、アークストライクがないか点検
2、本体及びボルト・ピンが変形してないか点検
については、もうすでに書いちゃったんで、
今回は3、当たりキズ、切り欠け・亀裂がないか点検について書こうと思う。
シャックルの本体及びボルトに当りキズ、切り欠き、亀裂があるかどうか
目で見て確認するんだ。
確認して有害な当りキズ、切り欠き、亀裂が発見されたシャックルは、
強度が低下しているので使っちゃいけないんだ。
そこで、有害なキズなどがあるかどうか判別する方法についてなんだけど
キズなどがあるシャックルの表面を滑らかになるまでグラインダーなどで
削り取るんだ。
それから、その削り取った深さがもとの寸法より5%以上減っているものは
有害なキズと判断して廃棄しないといけないんだ。
さらに、減少が5%未満であってもキズなどの手直し後、磁粉探傷検査
(MT検査)や浸透探傷検査(PT検査)を行い、キズなどが残っていないか
確認しなくっちゃいけない。
目視だけではわからないキズなんかもあるからね。
検査してキズなどが見つかったシャックルは同じ要領で手直しして元のサイズ
より5%以上減少しているものは廃棄するってことになるんだ。
それは、男女関係とよく似ている。
「浮気がばれた」などで関係に大きな亀裂(有害な亀裂)が入ってしまって別れちゃった彼女とは、
関係を修復しようと思ってもできない。土下座しても修復できないよね。
また、いったん和解(手直し)して修復できたと思っていても目に見えない亀裂が残っていてまた
別れちゃうってこともあるよね。
それと同じ様にいったん有害な亀裂(キズなど)が入ったシャックルは、
もう修復はできないから使っちゃいけない。
君たち、なごり惜しいからっていつまでも引きずってちゃダメだよ。
次回は最後の点検項目4、クラウン及びボルトが摩耗していないか点検について
書くから君たち見に来てくれよな。