ステンレスワイヤはオールステンレスにしちゃいなよ!
6/18は父の日だったね。
プレゼントをもらったり、
家族と食事に出かけたりした人も
多かったみたいだね。
そのなかでも一番お父さんたちが喜ぶのは
手紙をもらうことなんだって。
シンプルだけどもらうと嬉しいよね。
今回何もしていなかったっていう人たちは
来年こそ、日頃の感謝の言葉を手紙にして
プレゼントするのもいいかもしれないよ。
さて今回の本題に入るよ。
今回は、ステンレスワイヤの電蝕(でんしょく)
について困っているという事例があったので
紹介しようと思う。
君たち電蝕って何だかわかるかい?
寒い季節にピカピカしている
キレイなアレとは違うよ。
難しい話になるんだけど
金属には自然電位列というものがあって、
電位列が低い金属と、電位列が高い金属が
合わさると、電位列の低い金属が、高い金属を
腐食してしまう現象・・・
これが電蝕なんだ。
・・・う~ん。なんのことか、さっぱりわからないよね。
ものすごく簡単に言うと
2種類以上の金属を一緒に置いておくと、
錆びやすい方が腐食していく現象のことなんだ。
例えばステンレスの台に濡れたネジを置いておくと、
次の日には錆びたりするよね。
これも身近なところで起こる電蝕のひとつだよ。
今回の事例ではステンレスのワイヤを
アルミの管でロック加工したものを
使用していたんだ。
通常、鉄のワイヤでロック加工するときは
アルミの管を使うことが多いけど、
鉄とアルミでは、それぞれに含まれている
電位列の差が小さいので電蝕を起こしにくいんだ。
気になった君たちは
「電気化学的ポテンシャル表」で検索してみなよ。
ステンレスワイヤの場合は、
アルミ管でロック加工してしまうと
ステンレスとアルミで電位列の差が大きいので、
電蝕を起こす可能性があるよ。
この場合は、アルミの管じゃなくて
ステンレスの管を使うことをオススメするよ。
使う金属を一種類に統一してしまえば
電蝕を防ぐことができるから
君たちも試してみなよ!
ステンレスのワイヤを使うときは
ロック管もステンレス。
オールステンレスって覚えちゃいなよ。
統一といえばこんなことを思い出したよ。
和室の部屋に洋風の家具を置いたりすると
統一感がなくて、何だか変な感じだよね。
まあ、僕の実家がこんな感じなんだけどね。
部屋と同じで、ステンレスのワイヤも
統一することが大事だよ。
君たち、今日も一日ご安全に!!