驚愕!バナナで釘が打てる世界で使えるシャックル!!
前回、前々回とグリーンピンシャックルの表示について書いてきたんだけど君たち
分かってくれたかい?
基本的には、日本で製造されているシャックルと同じ表示が入っているんで安心して
使っちゃて欲しい。
さて、表示の話はこれ位にして、今回はグリーンピンシャックルの種類について書こう
と思う。
グリーンピンシャックルには、掌(てのひら)に簡単に乗る小っちゃなモノから人の
背丈以上もある大きなシャックルまで製造していて多種多様なシャックルがあるんだ。
以前のブログ
代表的なグリーンピンシャックルを紹介しちゃうよ。
Standard Shackles(スタンダードシャックル)だ。
名称にスタンダードって入っているように標準的なシャックルなんだ。
大洋製器工業の軽量シャックルやスーパーアロイシャックルと同じように、
形状はバウ形とストレート形でそれぞれに捻込みとボルトナット止めの4種類が
あるんだ。
使用荷重は、0.33t~85tまで幅広いレンジに対応しているのが特徴でかゆいところに
手が届いちゃうシャックルなんだ。
Heavy Duty Shackles(へビーシャックル)だ。
このシャックルは、重量物用のシャックルなんだ。
ボルトナット止めタイプで、使用荷重は120t~1500tまで対応できるんだ。
1500tタイプなんてシャックルの質量だけで2.4tもあって、まさしくヘビー級だよね。
Polar Shackles(低温シャックル)だ。
Polarには、極地(南(北)極)って意味があって、そんな寒冷地でも使える
シャックルってことなんだ。
このシャックルは、マイナス40度まで問題なく使えるシャックルなんだ。
他のグリーンピンシャックルはマイナス20度まで使用可能だから倍の低温まで
使えちゃうってことなんだ。
まぁー、日本ではほとんどマイナス20度まででいけちゃうんだけど、北海道なんかは
マイナス20度を超えることもあるからね。
他に、冷凍倉庫はマイナス40度になっちゃうんで最適だよね。
因みに、マイナス40度ってのは、昔M社のCMにあったバナナで釘が打てたり、沸騰
したお湯を空中に撒くと一瞬で雪になっちゃう世界なんだ。
バナナで釘を打ったりするには、温度が高すぎると水分が固まらないし反対に温度が
低すぎると低温脆化によってもろくなったりするんで使い物にならないってことで
マイナス20~40度ぐらいがちょうど良いみたいなんだ。
でも、バナナはくぎを打つ道具には向かないんでおすすめはしないよ。
金属も低温になるともろくなっちゃうんで、金属製品であるシャックルも低温だと
脆くなって通常のグリーンピンシャックルだとマイナス20度までしか使用荷重を
保証することが出来ないんだ。
だけど、この低温シャックルは低温用の材料を使うことによってマイナス40度まで
使えるようになっているってことなんだ。
ただ、このシャックルはメーカー取り寄せだから納期の確認をしてくれよな。
他にもまだグリーンピンシャックルの種類があるんで続きは次回にすることにするよ。
君たち、寒冷地でシャックル使うときは低温シャックルを使ってくれよ。