幸せ!いろいろなモノに通るフック!!

重量フック(Vフック)について、6回にわたって書いてきたんだけど君たち
分かってくれたかい。

重量フックは、30年前の開発された、強度や摩耗性に優れていた丈夫で安全性が
高いフックで市場にも浸透しちゃっているんだ。
そして、その重量フックを改良した新型の重量フックがVフックなんだ。
Vフックには、セーフティラッチのような安全に安心して使えるように新しい機能が
追加されちゃっているんで君たち使っちゃってくれよ。

前回ブログ

重量フックは、かなり古くから使われ続けているフックなんだけど、今回は新しい
フック【e-フック】について紹介することにするよ。

ehook_ghook_hikaku.png

上の画像を見て分かるように、重量フックとかと比較してかなりスレンダータイプで
フトコロの大きなフックなんだ。
なんで、こんなスレンダータイプのフックが必要かって!?

それを今から説明することにするよ。

e-フックの最大の特徴がこのスレンダーな形状にあるんだ。
そして、e-フックがこの形状になった事にはワケがあるんだ。

それは、アイボルトなどの小さい穴に入れて吊り上げるためなんだ。

従来のフックでは小さい穴に入れることが出来ないこともあるからね。

hikaku.png

上の画像を見てほしい。
だいたい同じ使用荷重の「重量フック」「Vフック」「e-フック」にアイボルトの
M6サイズを通したんだ。

e-フックは、きっちり奥まで通っているんだけど、Vフック・重量フックだと、フック
の先端部分にしか通っていないのが良く分かるよね。

もしこの状態でモノを吊っちゃったりすると、フックの先端に力が掛かっちゃって
フックが延びちゃったり、場合によっては破断しちゃったりしちゃうんで、とても
危険な吊り方なんだ。
この吊り方は、フックの「先端吊り」って言ってやっちゃいけない使い方だ。

だから従来のフックで小さい穴に入れて吊るときは、「先端吊り」で危険な状態のまま
吊っていたり、シャックルなどの連結金具でつないだり、細いフックを特注で作ったり
しないといけなかったんだ。

でも、このe-フックを使えは0.63t用はM6~M20、1.25t用はM8~M24のアイボルト
に対応できちゃうからいろいろな形状、質量の吊り荷に対しても使えちゃう。

eフック使用風景.jpgのサムネール画像のサムネール画像

小さい穴にも通っちゃうからね。

小さい穴に通ると言えば、東大寺 大仏殿の柱の通り抜けがあるよね。
大仏殿の柱の1本が大仏の鼻の穴の大きさにくりぬかれていて通り抜けできるように
なっているんだ。
この穴を通り抜けできれば、頭が良くなるとか幸せになれるとか言われているんだ。
子供だったら簡単に通り抜けできちゃうんだけど、大人だとスレンダータイプ
じゃないと途中で引っかかっちゃって抜けられないってことになっちゃう。

せっかく、頭が良くなるとか幸せになろうと思っていても通り抜けられないと意味が
ないようね。

フックも吊り荷にきっちり掛かっていなかったらフック自体の使用荷重が
いくらあって意味がないからね。

e-フックを使うことで吊り荷に掛けるフックの取り外しがしやすくなるし、フックの
先端吊りなどの危険な使い方を回避出来ちゃって幸せな気分になっちゃう。

他にもe-フックには、Vフックと同じようにアイ部の断面のRを大きくしていて、
ワイヤロープや繊維スリングのダメージを軽減するようになっているし、シンブルや
カップリングが取付けしやすい形状になっているんだ。
外れ止め金具はVフック譲りのセーフティラッチを採用しているんで横荷重に強いし、
廃棄基準が明確になっているしね。

君たち、スレンダーなe-フックを使っちゃってくれよ!