現場ルールのおさらいシリーズ ~手で合図編②~

10月も中旬に入ってきて、そろそろ寒くなってきたよね。
最近、暑い日も続いたりしたから、
温度差で、僕の周りでも体調を崩してきている人が結構いるんだ。
秋の花粉症に悩まされている人もいるから
君たちも体調には十分気を付けてくれよ。
喉が痛くなったら、だいこんのはちみつ漬けをオススメするよ。
これは意外と効くから、僕は風邪をひいたらよく作るんだ。

さて、ここから本題に入るよ。
現場のおさらいシリーズとして、
先週から、手での合図を紹介してるよ。
前回のブログを見て、現場で合図のおさらいを
してくれた人がいてくれたら嬉しいな。
今回は少し複雑な手の動きになってくるから
がんばってついてきてくれよな。

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君たち「ジブ」ってどこの部分を指してるかわかるかい?
クレーンの腕の部分のことを言うんだ。
法令とかではジブって言ってるけど、
「ブーム」って呼ぶこともあるから一緒に覚えとくといいよ。
合図のポイントは、こぶしを頭の上にのせたあと、
親指を立てて上方向に突きあげるよ。

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ジブ上げを、学んだ君たちには簡単な合図だったかな。
同じようにこぶしを頭の上にのせて、
今度は親指を下に突き下げるようにするよ。

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腕を見やすい位置に伸ばして、
手の平を移動する方向に向けてから、数回動かすよ。
そういえば、サッカー選手がフリーキックをするときに
味方の選手に「もうちょっとこっちに寄って。」と
同じような手の動きで合図をしているのを見たことがあるよ。
広いサッカーコートでは、声が届きにくいのと一緒で、
作業現場でも大きな音がしたり、
指示する相手との距離があるから、
やっぱり手での合図が大切になってくるよ。

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複雑な合図だからおさらいも含めてもう一度説明するよ。
両手で間隔を表してから、
巻き上げ、巻き下げの合図をするよ。
巻き上げは片手を高く上げて、円を描くんだったね。
巻き下げは腕を水平にして下げてから、手の平を下にするよ。
君たち前回のこと覚えてたかな?(笑)

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両手を平衡に伸ばして、転倒の方向にまわすよ。
「転倒」って君たちわかるかな?
縦方向に吊っていたものを、横方向に倒したりすることを言うんだ。
間違っても「事故を起こせ!」の転倒の意味じゃないからね。

今回もたくさん手での合図を紹介してきたけど、
君たちついてこれたかな?
途中でサッカーの合図の話も書いたけど、
スポーツだとそういった合図が多いよね。
よく見る例を挙げると、野球ではサインがたくさんあるよ。
相手チームにわからないように、複雑なサインを作って、
監督が指示を送っているよね。
サインを覚えるだけでも、
選手の人たちは大変なんだろうなと思うよ。

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玉掛けの現場で使う合図は、
誰にでもわかりやすいようにできているから
野球のサインと比べると、すぐに覚えられると思うんだ。
引き続き、来週も手での合図を紹介するよ。
懲りずに見に来てくれよな。

君たち、今日も一日ご安全に!!