現場ルールのおさらいシリーズ ~笛と声での合図編~
明日はハロウィンだね。
君たちの中にも仮装する人はいるのかな?
いろんな場所でイベントが行われるみたいで、
僕もなんとなくワクワクする気分だよ。
たくさん人が集まると、一緒に集まってくるのが
たくさんのゴミだよね。
最近では、ハロウィン仕様のカボチャのゴミ袋もあるみたいで、
ゴミを拾ってその袋に入れると、おばけカボチャができあがるんだって。
皆がゴミをちゃんと捨てられるナイスなアイデアだよね。
気になる君たちは「ハロウィン カボチャ ゴミ袋」で検索してみなよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今月は現場ルールのおさらいシリーズとして
服装や、手での合図について勉強してきたよね。
最終回は現場での笛と声の合図について勉強していくよ。
まず、これが笛の合図の種類だよ。
ここで紹介した笛の合図は、一般的なものだから
現場によって、少し違ってくる場合もあるよ。
一緒に作業をする人たちと合図を確認してから使ってくれよな。
それと、もう一つ。
笛だけでの合図は、間違いやすいから禁止されているんだ。
あくまでも手での合図の補助の役割だから、
使うときは手で合図をしながら一緒に使ってくれよ。
次は声での合図を紹介するよ。
高層建築の現場や、見通しの悪い場所では
手での合図じゃ見えない場合もあるから、
無線機を使った、声での合図も使われるんだ。
現場で「ゴーヘイ」って言っている人を見たことはあるかな?
これは巻き上げの意味で、「go ahead」
(ゴーアヘッド) からきているんだ。
反対に巻き下げは「スラー」とか「スライ」って言うよ。
語源は「slacken」(スラッケン)や「slack away」(スラックアウェイ)
からきていると言われているよ。
他にも声での合図はいっぱいあるから確認してみてくれよ。
声での合図も、各現場で色々なルールがあると思うから
必ず一緒に使う人たちと、確認してから使ってくれよ。
合図を出す人と、受ける側の人で、意味が違ってきたら
混乱しちゃうし、危険な場合もあるからね。
あと、声での合図は指示する人が言ったことを、
受ける側の人も復唱することが大切だよ。
どんな仕事でもチームワークが必要だからね。
君たち、笛ってどんな形の笛を想像したかな?
ここで使うのは、運動会で使うような小さなホイッスルのことだよ。
そういえば、僕が前にいた事務所の近くで、
朝に必ず尺八のような笛の音が聞こえてきてたんだ。
きっと誰かが、近くで練習してたんだろうね。
最初の頃は聞きなれない音にビックリしたよ。
同じ笛でも、玉掛け作業の合図に尺八は使っちゃいけないけどね。
作業をする人たちがビックリしちゃうし、
尺八だと、合図が聞こえにくいしね。
今回は笛と声での合図を紹介してきたけど、
君たち理解できたかな?
一般的によく使われるのは、先週まで紹介していた
手での合図なんだけど、そのときの現場状況によって
笛や声も使われるから、しっかりと覚えててほしいんだ。
現場のおさらいシリーズも今回で最後だよ。
知ってる人からしたら常識だよ!ってことも
たくさんあったと思うけど、
これを機会に、一緒に作業する人たちと
もう一度、合図のチェックしてみるのもいいと思うよ。
君たち、今日も一日ご安全に!!