玉掛け作業の扱いやすさ№1のスリング!
君たち、前回まではリング・リンクについて
約3ヶ月にわたって詳しく書いてきたけど、
わかってくれたかい?
今回からは、リング・リンクとの
組み合わせでも関係する繊維スリング
について知っておいてほしいことを書くから、
君たちの日々の安全な作業に役立てくれよ。
まずは特徴ついて紹介しちゃうよ。
繊維スリングの特徴
ワイヤロープスリング・チェーンスリングと比較すると
1)軽くて、強く、取り扱いやすい。
2)柔軟で吊り荷をキズ付けない
3)曲げ、ねじれの影響を受けず、繰り返し屈曲に強い
4)錆びない、腐らない
繊維スリングは構造上ベルトスリングと
ラウンドスリングの2種類に分けられるんだ。
今回から紹介するベルトスリング、ラウンドスリングは
他の吊具であるワイヤロープやチェーンスリングに比べて、
使用荷重が大きくなればなるほど自重(製品重量)の
差が出てくるんだ。
最近では、軽くて扱いやすい吊具だから使用量が増えているよ。
君たちも一度使っちゃいなよ。
軽くて扱いやすくなったもので、ビンとペットボトル
を比べてみるとわかりやすいよね。
君たちが小さい頃、ジュースが飲みたいときに
近所の駄菓子でビンのジュースを買った経験があるよね。
その頃はビンのジュースをカバンの中に入れたら
重くて持ち歩くことができなかった。
今はペットボトルになったことで、
軽いし持ち歩くのも楽になったと思う。
好きなときに飲めるしフタもできちゃうし・・・。
繊維スリングも特徴である軽くて扱いやすい
吊具として君たちの作業を手助けしてくれると思う。
吊具としては、安全性が要求される製品だから
その材料である合成繊維の特徴と共に注意点を知ることで
日々の玉掛け作業で事故防止に繋がっていくと思う。
次回は繊維スリングについて注意してほしいことを
書いていくから、君たち楽しみに待っててくれよ!