どうやって吊ろうかなシリーズ③ ~筒状円柱の場合~
君たち今年はもう、こたつを出したかい?
僕は出そうか出さないでおこうか悩んでいるところなんだ。
毎年こたつに入ってダラダラしたまま年末を過ごしてしまうから
今年こそはこたつから卒業しようかなと思ったりもしているよ。
かなり寒くなってきてるから、温まりたい気持ちもあるんだけど、
こたつを出しちゃうと、気持ちよくて出られなくなっちゃうから迷っているんだ。
とか言いながら明日にはこたつで寝てる可能性もあるけどね。
君たちは毎年どうしているかな?
さて、ここから本題に入るよ。
今月は色々な形をした吊り荷を、どんな玉掛け用具を使って、
どうやって吊ったらいいのか説明しているよ。
前回は角柱を吊るときはどうしたらいいか紹介したよね。
3回目の今日は筒状円柱の場合を説明していくよ。
君たちは筒状円柱を見て、まずはどうやって吊ろうとするかな?
前回みたいに目通し掛けや天秤+半掛けをしようとするかな?
費用をあまりかけたくなかったら、僕はこうやって吊ってみるよ。
筒が横に長いと、スリングを通しにくい場合もあるけど、
この吊り方だと、穴の部分にスリングが直接通っているから
少しバランスを崩しても吊り荷が落下しないよね。
気を付けてほしいことは、角当てがない状態で吊って、
スリングが角に当たったときに、一気に破断する可能性もあるから
ちゃんと保護するようにしておいてくれよ。
角当ての重要性は、前回の角柱のときに説明したよね。
あと、ワイヤロープを使う場合は、吊り荷に傷をつけてしまうから注意してくれよな。
他にはどんな吊り方があるかな?
君たちは間違ってもこんな吊り方はしないよね。
これはかなり危険な吊り方だからしないでくれよ。
吊り荷が地切りのときに絞られて、回転したり、揺れたりするから
バランスもとりにくいんだ。
そもそもワイヤロープは1本吊厳禁だからね。
そうだったけ?って思った君たちはここからもう一度おさらいしてくれよ。
納期があって、予算もあったらこんな吊り方もありだよね。
コイル吊りのイラストを描いてみたよ。
この下手な絵で君たちはわかってくれたかな?
特注品の治具で打合せが必要だから
気になった君たちは僕に一声かけてくれよな。
コイル吊りのイラストを描いていると、
なんとなくクレーンゲームを思い出したんだ。
この吊っている足の部分がなんだか似ているよね。
僕はクレーンゲームのセンスがなくて
小さなぬいぐるみを1個取るだけで、何回も再チャレンジしてしまうんだ。
やっと取れたと思って、ふと我に返ってみると、
1個取るだけで1000円、2000円超えてしまうときだってあるからね。
クレーンゲームは苦手だけど、
玉掛けについては僕に任せてくれよな。
来週は今年最後のブログになるよ。
楽しみにしていてくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!!