ワイヤが傷みやすいんだけどどうしたらいいの?
君たち、先週は急にブログを休んでしまってごめんよ。
心配かけたよね。
ん?誰も心配してないって?(笑)
まあ、それはおいといて、流行のインフルエンザA型にかかってしまったんだ。
こんな僕でも珍しく熱がでて、
5日間は安静にしとくようお医者さんに言われちゃったんだ。
今年のインフルエンザは、熱があんまり出ない場合もあって
発見が遅くなっちゃう場合もあるみたいだよ。
君たちも実はインフルエンザだったってことにならないように、
手洗い、うがいを徹底することをオススメするよ。
僕も今度はB型にかからないように用心するつもりだよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今回は、日頃よくもらう問い合わせにお答えしていくよ。
ロック止ワイヤを使って玉掛け作業をしていたときに、
ワイヤのアイの部分が傷みやすいから困っているっていう相談を受けたんだ。
その人は、アイの部分が自然のままで使っていたので、
ワイヤを保護するシンブル入をオススメしておいたよ。
ここまではよくある話だよね。
シンブルがあるに越したことはないんだけど、
そういった保護具が無い場合もあると思うんだ。
その場合は使うワイヤをどれくらい曲げるのか気にかけてくれよ。
まずはこの図を見てくれ。
これはワイヤをある円筒状のものに巻いた場合、折り曲げられた部分の強度が、
まっすぐな状態のワイヤと比べると
強度が低下しているよっていうことを説明しているんだ。
この低下する割合は、折り曲げ部の径と、ワイヤの構成によって変わってくるよ。
例えば、6×24だとDとdの割合が10の場合は強度低下が25%。
Dとdの割合が1だと50%となっているよ。
つまり、Dとdの割合が1だとしたら、
まっすぐなワイヤの強度と折り曲げられた場合の強度を比べると、
半分の強度しかなくなってしまうっていうことなんだ。
ワイヤの径に対して、曲がり具合が急なカーブだと、その分ダメージも大きいってことだよ。
だからシンブルが無いロック止を使う場合は、
アイの部分の曲がりがきつくなると、ワイヤが傷みやすくなっちゃうんだ。
ちょっと難しい話だから、簡単にイメージすると、
尖っているものにワイヤを巻いた場合と丸みのあるものに巻いた場合だと、
丸みのある方が傷みにくいってことだよね。
これだとなんとなくイメージできたんじゃないかな?
丸みがあるものと言えば・・・僕だよね。
太っているままの僕と、痩せてシュッとした僕に
同じ径のワイヤを巻いてみたとすると、
太っている僕に巻いたワイヤの方が強度低下率が低いってことだね。
やっぱり僕は太っている方がいいってことかな。
一応言っておくけど、本当に人にワイヤを巻いたりしたらダメだよ。
あくまでもイメージ図だからね。
君たち、今日も一日ご安全に!!