エッジの危険度は数値でも分析できちゃうよ
君たち、今日はクリスマスイブだね。
そんなクリスマスになぜチキンなのか・・・。
キリスト教の行事である復活祭に供されるのは
七面鳥だけど、日本ではいまや「クリスマス」
と言えば「チキン」という風習が
根付いているよね。
1960年代に七面鳥が品不足で高かったこともあって
食べ慣れていて値段の手頃なチキンになったらしいよ。
だから今日の帰り道にチキンを買って帰ろうと思う。
今回は、以前から書いてきているけど
吊り荷のエッジ(角)の影響について
くわしく書いていくよ。
エッジの影響はベルトスリングと同じように
ラウンドスリングを使用する上での重要な
注意事項なんだ。
ラウンドスリングに使用されている合成繊維は、
刃物などのエッジ状のもので簡単に切れちゃうから、
使用する場合エッジの影響に注意しなくちゃいけないんだ。
特に、横滑りが加わると簡単に切れてしまうよ。
切断事故の原因は、当てものを使用して
いなかったことによるエッジ切れが
大半を占めているんだ。
エッジのある吊り荷に対して当てものを必ず使用して、
横滑りさせないことが大事だよ。
また、吊り荷のエッジで局部的にラウンドスリングを
加圧する状態になることも避けてくれよ。
下の表はエッジの影響と当てものの効果試験結果を
一覧にしたものだよ。
この数値でもわかるように、シャープエッジに
なればなるほど、当てものがあった方がいいことは
わかると思う。
さらに厚さがあれば、なおいいってことがわかっちゃうよね。
グラフにもしてみたよ。
グラフにしてみるとよりわかりやすいよね。
これは、試験値なので
【これだけ危険だよ!】
【これだけ低下しちゃうよ!】
ということを示した数値なんだ。
だから、実際の作業ではいろいろな作業環境が
あるから一概には言えないけどこの数値よりも
もっと保持率が落ちてしまうことがあるから
この数値で吊っていいってことじゃないよ!
そこは、勘違いしないでくれよ!!!
例えて言えば、包丁で魚を切るときって
奥から手前にスライドさせて切るよね。
刃先は非常に鋭利にできているから、
横へ滑らせれば簡単に切れてしまうよね。
魚の上にタオルをおいて切った時は、
なかなか切れないよね。
スリングも当てものをしておけば、
より安心・安全に使用していけることが
わかってくれたかな?
僕は、来週から君たちの知らない未開拓地へ
呼ばれていってくるから、ブログの更新が
できないんだ。
だから、今年のブログも今回で終わりだ。
一年間ブログを見てくれた君たちには
本当に感謝してるよ。
来年の更新は、1月6日(月)から始まるから
忘れずに見に来てくれよ。
君たち、良い年を迎えっちゃってくれよ!