ソフトな繊維スリングでハードワークできちゃうよ!【こんなシーンで大活躍】

君たち、前回のブログでは、
ベクトランっていうスーパー繊維の特長について

(1)高強力
(2)寸法安定性
(3)低吸水性

この3つのことを書いていったよね。

そんな今回は、インカ ヘビーラウンドスリングを
使用するメリットについて書いていこうと思う。

まずは、何といってもベクトランの
使用によって、強力な繊維スリングが
できていることがわかったよね。

「繊維で物を吊る?」って思っちゃった君たち!
大洋製器工業でも実績は結構あるんだ。

例えば、発電所のタービン・ロケット・金型関係・建築現場など、
こんなところにも使われちゃったよ。

現場_20140127.png

今までワイヤロープを使用してきたところでも
使ってくれてることが多いんだ。

ワイヤロープの加工で出てしまうヒゲや

 
断線による怪我、玉掛の際に手が滑った時の反発で
跳ね飛ばされ落下するなどの事故の心配もないよ。

柔らかい素材の製品だから、
ワイヤロープやチェーンとは違って、
重量物の表面や周辺機材に傷をつけないんだ。

ワイヤロープでは通しにくかった狭い場所の
玉掛けも自在に作業できちゃうよ。

ワイヤロープのようなノビがほとんどなくて、
軽量で、使用後もワイヤロープのような
クセがつかず取り扱いが非常に楽なんだ。

このスリングがどれくらい柔らかいか
くにゃくにゃして実験してみたんだ。

(写真は25t用インカ ヘビーラウンドスリング)

僕のマックスパワー1/10の力でやってみたけど、
すごく楽にできたよ。

『強さ』と『柔らかさ』、2つの性質を
併せ持っている点では、クモの糸がそうだよね。

僕は、顔にクモの糸が引っかかって
へばりついた糸がなかなか取れないこと
くらいしか記憶はないけどね・・・。

絵_20140127.png

クモの糸も、そのしなやかさと丈夫さには
定評があるみたい。

クモの糸の強度には、糸がバネのように
伸び縮みできるギリギリの強度を調べると、
クモの体重の2倍もあるそうだ。

ちなみに、インカ ヘビーラウンドスリングは
安全率6倍以上だけどね。

超重量物を吊っちゃうことがあったり
このスリングが気になるって思ったら
一度、大洋製器工業の営業員に
相談してみてくれよ。