危険を察知!どこが危ないかわかるかな? ~単管パイプを吊る場合~

最近どんどん気温も高くなってきて
君たち眠くなったりしていないかい?
春になると眠たくなるのは、しっかりとした理由があるみたいだよ。
自律神経の乱れによって体の調子が狂うっていうのはよく聞くよね。
他にも冬と比べると、消費エネルギーが活発になって体が疲れてしまったり、
日中時間が長くなって、体がついていけないっていうこともあるみたいだよ。
「春眠暁を覚えず」という言葉もあるくらいだから、
昔の人も、春の眠気と戦ってきたんだね。
だからって、玉掛け作業をしながらウトウトしたりしないでくれよ。
ちょっとしたことでも事故に繋がるから、
作業中は常に緊張感を持ってやらないといけないね。
君たちも春の陽気にさそわれて
ついウトウト・・・ってことにならないように気をつけてくれよな。

さて、ここから本題に入るよ。
玉掛け作業をするときの危険性をクイズ形式で紹介しているよ。
今回は、ブログをずっと読んできてくれた君たちからすると
簡単なクイズかもしれないね。
でも決して侮ってはいけないよ。
もし事故が起きたら、とんでもないことになるからね。

イラスト1

ここに危険が潜んでいることに君たちは気づけたかな?
ワイヤで単管パイプを吊っているね。
「端を揃えて吊り上げられているし、このまま吊ってても大丈夫じゃない?」
と思ったかい?
実はここにも危険が潜んでいるんだ。
君たちわかったかな?
このまま吊り作業をしていると・・・

イラスト2

おっと!危ないっ!
単管パイプがずれて落下してしまったよ。
もしこれが人に当たったりしたら、擦り傷だけじゃ済まないよね。
想像するだけでも怖いよ。
どうしてこんなことになったかわかるかい?

最初のイラストをもう一度見てみてくれよ。
今回のように長くて数が多い荷物を吊るときは
端を縛って結束しないといけないよ。
そうしないと、今回のように単管パイプがずれて落下してしまうからね。

あと、もう一つ気を付けないといけないことがあるよ。
このブログをずっと読んでくれている君たちは気づいてたかもしれないね。
そうだよ。ワイヤの1本吊りは厳禁だったね。
1本で吊ると、ワイヤの撚りが戻って、荷が勝手に回転してしまうんだ。
吊った単管パイプがグルグル回り始めたら危険だよね。

じゃあどうやって吊ったらいいの?と思った君たち、
今回のように長くて数が多い荷物を吊るときは
ロープで端を縛って、あだ巻きで玉掛けしてくれよ。

イラスト3

これだと重心のバランスもとれるし、単管パイプが滑りにくいよね。

今回のクイズは、前から何度も紹介してきていることだから
君たちには簡単だったかもしれないね。
それでも実際に1本吊りをして、事故が起こっている例もあるから、
気を付けて作業してくれよな。
1本吊りをしていいのは、マグロの1本吊りぐらいだからね。

20180416_イラスト

間違ってもワイヤでの1本吊りはしないでくれよ。

君たち、今日も一日ご安全に!!