揚程と吊り天秤の親密な関係
君たち、熱中症にならないように
熱中飴舐めて対策をしているかい?
今週末、8月9日(土)には、
第96回全国高校野球選手権大会の
開会式が予定されているよね。
大会球場はもちろん阪神甲子園球場だよね。
白球を追いかける高校球児が、15日間にわたる熱戦を
繰り広げるから楽しみだね。
君たちの母校が出場しているとか
球場の近くに住んでいる人は、
応援にいっちゃうのかな。
前回予告した通り、吊り天秤で注意してほしいこと
「こんなところに注意してくれよ!」
という内容について書いていこうと思う。
【吊り具ブログ「吊るのひと声!」】アンケートであった内容だけど、
Q1:重量物に関わる玉掛け作業で困ってることあるかい?
A:低い揚程での吊り金具選定とかは悩ましい事が多い
似たような内容がこちらにも来たから紹介するよ。
『低い揚程=吊りしろがない』
場合の玉掛け用具の選択が
難しいと感じているんだね。
君たちの困っていることを
事例を交えて書いていくよ。
僕が、ある特殊任務で君たちの工場内での
玉掛け作業風景を撮影したんだ。
吊り天秤は、揚程がない場合ては、
非常に有効な玉掛け用具なんだ。
有効長700mm以下と厳しい条件下で
製作したんだけど、重心はちゃんと
とれていたから、安全な玉掛け作業ができたと
喜んでくれたんだ。
揚程を気にしない時には、
ワイヤロープや繊維スリング・チェーンスリングの
スリングを天秤と連結して使ってもいいよ。
気をつけてもらいたいことは
吊り天秤上部分の吊角度が60度以上になってしまう場合は、
あまりおすすめできないから相談してくれよ。
吊り天秤に限らず、クレーンフックから吊り荷までの角度は
60度以内での玉掛け作業を心掛けてくれよ!
君たちは、TV番組の
【柔軟女王№1決定戦】を見た事あるかい。
体の柔軟性・筋力が試される競技だけど
地面とバーの間が低いのにもかかわらず、
通過できちゃうように体を順応させちゃうのは
すごいよね。
吊り天秤は、低い揚程の場合でも、
有効長によって、君たちからの要求に
対応できちゃうんだ。
揚程と吊り天秤の関係がわかってくれたかな。
今週末から、お盆休みの君たちも多いと思う。
僕は、大洋製器工業の工場へちょっとした
特殊任務があって、行かないといけないんだ。
だから次回の【吊り具ブログ「吊るのひと声!」】 の
更新は8/18(月)になっちゃうけど、
また、見に来てくれよ。
吊り具ブログ「吊るのひと声!」