玉掛技能講習を受けてみよう! ~講習2日目 学科~

君たち昨日の日曜日は何をして過ごしていたのかな?
僕は珍しく走っていたんだ。
というのも、会社のイベントで企業対抗駅伝があって
なぜか僕もメンバーになっていたんだ。
5キロを5人で走ってタスキを繋ぐ駅伝で、第一走者だった僕は
君たちの想像通り、ブッチギリで最下位を走っていたよ。
久しぶりに走ってみて、足も痛くなるし、しんどかったけど
完走できて気持ち良かったんだ。
これから少しずつでも走ってみようかなっていう気にもなれたよ。
走ったあとのビールも格別だしね。

 

さて、ここから本題に入るよ。
今月から玉掛け技能講習について説明しているよ。
3回目の今日は、学科の2日目にどんなことをするのか説明するから
まだ講習を受けていない君は、しっかり読んでおいてくれよな。

 

学科の2日目は、1日目と同じように教科書の続きを勉強していくんだ。
まずは「力学に関する知識」について教えてもらうよ。
力の三要素や、重心について学んでいくんだ。
力学って聞くと、学生の頃の物理の授業を思い出して
心配になってくる君もいるんじゃないかな。
大丈夫だよ。ちゃんと先生が教えてくれるからね。
それにしても、どうして玉掛け技能講習でこんな難しい話をするのかって?
クレーンで荷物を吊るときに、重心があっていなかったり
力の掛け方を間違ってしまうと、事故に繋がる可能性があるから
ここは大事な項目なんだ。
君も知っていることだと
玉掛け作業をするときに、吊り角度が大きくなればなるほど
太いワイヤが必要っていう話も出てくるよ。
このブログでは両手にバケツを持って、腕を上げていく話に例えて
説明したことがあるよね。

イラスト1

君思い出したかな?
力学って聞くと難しいと思ってしまうけど、
基本的な話ばっかりだから安心して受講してくれよな。

次は「関係法令」について学んでいくよ。
これも名前だけ聞くと難しそうに聞こえるよね。
でも実は、労働安全衛生法やクレーン等安全規則は、
このブログでも紹介してきているから君ならちゃんとわかる内容だよ。
ワイヤロープは安全係数6以上とか、
玉掛け用具は変形していたり、き裂があるものは使ってはいけない
っていうことを少し難しい言い回しで書いてあるんだ。
だから、あまり心配しなくても大丈夫だよ。
教えてもらう項目の順番は講習を受ける場所によって
変わる可能性もあるから、あくまでも参考として見ておいてくれよな。

 

これで学科の内容はすべて終了だよ。
これであとは実技だけだなって思った君。
ちょっと待ってくれよ!
玉掛け技能講習の2日目は、最後に学科のテストがあるんだ。
テストはマークシート方式で、学科の1日目と2日目に教えてもらったこと
全部の項目からが出題されるから、しっかりと復習して臨んでくれよな。

 

玉掛け技能講習もそうだけど、世の中にはたくさんの資格があるんだよ。
僕が次に取りたいなと思っている資格は「利酒師」(ききざけし)の資格なんだ。
この資格、名前だけ聞くとお酒を飲んで銘柄を当てる人かと思いがちだけど、
料理との相性や、お客さんの好みにあったお酒を提案することができる資格だよ。
そして何よりも、お酒が好きな人たちが取得する資格なんだ。
試験は学科とテイスティングをするから、ほろ酔い気分で試験を受けるなんて
他の資格じゃありえないよね。

20180521_イラスト

なんだか最後は利酒師の話になってしまったね。
気を取り直して、来週は玉掛け技能講習の最終日、
「技能」について説明していくよ。

 

君、今日も一日ご安全に!!