はまったら、抜けたくても抜けられないのがロッキングフックの良いところ
君たち、いつも見に来てくれてありがとう。
9月23日は、秋分の日だよね。
春分の日や秋分の日には、
昼と夜の長さがほぼ等しくなりるらしいよ。
「寒さ暑さも彼岸まで」といわれるように
すっかり暑さも和らいで、
過ごしやすい時期になってきたよね。
この時期は、収穫時期でもあるから
初穂をお供えして神様に感謝を
捧げたりするお祭りも開催される時期なんだ。
君たちの地元でも、お祭りが開催されるんじゃないかな?
今年は、どこかのお祭りに参加したいと思っているんだ。
どこか良いお祭りがあれば教えてくれよ。
さて、今回書いていこうと思っている内容は、
君たちから、ロッキングフックの利点について
質問を受けたんだ。
玉掛け用具としても使用頻度の高いフックについて
だったから、説明していくことにしたよ。
質問内容としては、
ロッキングフックを使用する利点は何ですか。
メーカーとして想定している用途(使い方)は何ですか?
(KTさん)
まずは、ロッキングフックを紹介するよ。
ロッキングフックとは、荷重がかかるとラッチが閉まって(テコの原理)
ロック装置が働く片かぎ形のフックのことを言うんだ。
↓ロック装置
利点とすれば、吊り荷を吊り上げた際に
荷重がかかるとラッチが閉まってくれて
口が開かなくなることで安全に使用できるよ。
また、ハズレ止フックで起こってしまう
ワイヤ立ち上がりによるワイヤロープ外れが
起こらないようになるんだ。
ロープの立ちによる”はずれ”現象
無負荷の状態ではワイヤが立ち上がり
フック先端を越えて、ハズレ止め金具を
押しはじめちゃうんだ。
ロッキングフックは、ラッチ部分が外へ
開閉するから、この現象も起こらずに
ロック機構が作動してくれて作業性が良くなるよ。
このような利点から、高所作業や重量物吊りなどに
よく使用されているんだ。
似たような構造のもので例えると
チャック付の袋も中に入っているものは、
外へ逃がさない構造になっているよね。
チャックの断面って、このようになっていたのを
知っていたかい?
もし、逆に付いていたら中からダダ漏れだけどね(笑)
中のものが外へ出てしまったらチャックを付けた
意味がなくなってしまうよね。
ロッキングフックも同じように一度つかんだら
絶対に外には逃がさないという気持ちで
活躍してくれる玉掛け用具なんだ。
これらを活用して安全な玉掛け作業に
心掛けてくれよ。