Let’s玉掛け作業 in USA ~STEP2~
6月も2週目に入って梅雨本番だね。
雨が降って湿気が多くなるこの季節
屋外で玉掛け作業をしている君は苦労する季節だよね。
梅雨の時期の作業で気をつけないといけないことがあるんだ。
それは熱中症だよ。
まだ夏になってないのに熱中症になるの?って思った君、
そうなんだよ。
暑さに慣れていないこの時期に、急激に気温が上がると
人間の体はついていけなくて熱中症になるんだって。
だから暑い日に玉掛け作業をするときは気を付けてくれよ。
水分補給は必ずして、安全に玉掛け作業をしてくれよな。
さて、ここから本題に入るよ。
先週からアメリカでの玉掛け作業について説明をしているよ。
今回はワイヤグリップを止めるときにどうしているか説明するね。
いきなりだけど君は
「死んだ馬に鞍を着けるな」っていう言葉を聞いたことがあるかい?
え?死んだ馬?ワイヤグリップとどういう関係?って思うよね。
アメリカではワイヤグリップ止めをするときにこの言葉を使うんだって。
君は正しい付け方を覚えているかい?
上のイラストのようにワイヤグリップの本体は
ワイヤの力のかかる側(本線)に装着しないといけないんだ。
反対にワイヤグリップのUボルトは、ワイヤの端末側に装着するんだったね。
このワイヤの本線側を死んだ馬と見て、
ワイヤグリップのUボルトを鞍に例えたってわけだよ。
ワイヤグリップの付け方を間違ってしまうとワイヤが滑ったり
最悪はワイヤが抜けてしまう可能性があるよ。
だからこの言葉でワイヤグリップの付け方を間違えないように気を付けているのは
日本もアメリカも同じなんだね。
これで君もワイヤグリップの正しい止め方を覚えられるんじゃないかな。
この「死んだ馬に鞍を着けるな」っていう言葉を初めて聞いたとき、
僕は「なるほど」と思ったのと同時に、西部劇のカウボーイをイメージしたよ。
アメリカで「馬」って言われると
どうしても西部劇を思いつくのは僕だけじゃないと思うんだ。
ニヒルなカウボーイが渋い声で
「死んだ馬に鞍を着けるな」って言っていたらちょっとカッコいいよね。
え?英語で言ってみろって?
えーっと・・・。ドント・・・。
・・・・・。
君もこの言葉を覚えて、ワイヤグリップの使い方を今一度再確認してみてくれよ!
君、今日も一日ご安全に!!