フックが点を取っちゃうと、レッドカードになっちゃうよ
君たち、今週の金曜日である
10月31日はハロウィンだ。
特にアメリカでは、子どもたちが魔女やお化けに
仮装してお菓子をもらったりしている。
ハロウィンとは秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りのことらしい。
アメリカなどでは、カボチャの中身をくり抜き、
目鼻口をつけた提灯を飾って、
夜には怪物などに仮装した子供たちが
「Trick or Treat (お菓子をくれないといたずらしちゃうぞー)」
と言いながら近所の家々を回り、お菓子をもらう習慣があるそうだ。
ハロウィンのシンボルである
カボチャのくりぬき提灯の「ジャック・オ・ランタン」は、
先祖の霊が迷わずに帰るための目印といわれているんだ。
今では日本でも、ハロウィンが近づくと、
ジャック・オ・ランタンをかたどった可愛らしい
お菓子や小物が店頭に並ぶようになってきたよね。
じゃあ、そろそろ書いていこうと思う。
今回は、点検・廃棄基準のことを書いちゃうよ。
君たちに何回も言っているけど、
玉掛け用具って日常点検・月例点検を
ちゃんとしているから安全に使えるんだよね。
そんな君たちからこんな質問を受けたんだ。
Vフックの標点距離を教えて下さい。(Y.T)
標点距離?
わからなかった君たちに説明していくよ。
大洋製器工業では、ポンチマークと読んでいるよ。
この点は何のためについているのかというと
標点と標点の距離(つまり標点距離)を測って
この点を取っちゃったら、変形しているかどうか
計測することができなくなるよね。
Vフックの標点距離の初期値は、
ノギスを使って、元のサイズの
5%以上のものは廃棄してくれよ。
この式に当てはめて変形率を計算してくれたらいいよ。
サッカーでは点を取っちゃうと
みんな歓喜に沸いていると思う。
けど、フックについている点がなくなってしまったら、
計測する点がなくなってしまって困っちゃうよね。
君たちの使っている玉掛け用具のフックは、
この標点の有無を確認してみてくれよ。
その他の点検項目が知りたい場合には、
点検表は⇒⇒⇒こちら
ここに、分かりやすくまとめてあるから
必ず確認してくれ。
吊り具ブログ「吊るのひと声!」